【動画あり】トヨタ ハイラックス 特別仕様車「 Z“Black Rally Edition”」2018年12月17日発売|タコマ風“イカツい”専用デザインとブラックアクセントが効いた新型ピックアップが誕生

人気のハイラックスに50周年記念特別仕様車 Z “Black Rally Edition”が登場

トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」が好調だ。2017年9月、日本市場へ13年ぶりに復活したハイラックスは、発売からわずか2か月で当初の年間輸入※目標台数2000台を超える3000台を受注。納車まで6か月を超える人気ぶりとなった。その後増産を図っているが、2018年11月1日時点のトヨタ ハイラックス公式サイトの情報によると、注文から工場出荷まで2~3か月を要すと記載されていて、引き続き安定した売れ行きであることを示している。

そんな中トヨタは2018年11月12日、ハイラックス誕生50周年を記念し、特別仕様車「ハイラックス Z “Black Rally Edition”」を設定すると発表した。発売は同年12月17日からとなる。

>>ハイラックス特別仕様車の違いを画像で見る[フォトギャラリー]

※現行型ハイラックスはタイのトヨタ(トヨタ・モーター・タイランド:バンポー工場)で製造される輸入車

【動画】ハイラックス Z “Black Rally Edition”がカッコよすぎでシビレる!

【※2018年11月12日新規掲載/2019年1月21日動画及び画像追加】

特別仕様車「ハイラックス Z “Black Rally Edition”」主な特長

新デザイン採用でイカツい顔つきに|ブラックアクセントでもっとスポーティに

特別仕様車「ハイラックス Z “Black Rally Edition”」は、2タイプあるハイラックスの中でも上級グレードの「Z」がベース。しかし単なる特別仕様車の域を超える大変更が実施されている。

まずその名の通りブラックの加飾が内外装の随所に施され、4WD車らしいタフな印象を強めた。そのうえで、クルマの“顔”にあたる前面のグリルやバンパー形状などに専用デザインを与え、トヨタの大型ピックアップトラック「タコマ」にも似た迫力ある“イカツい”フロントマスクへと一新された。もはやベースのハイラックスとは全く別のクルマだ。

タイヤサイズもベース車の17インチに対し18インチと大径化され、タイヤのブランド名などが記される文字類を白く加飾した「ホワイトレター」とのアクセントも加わり、全体にスポーティでスタイリッシュな仕立てとなっている。

Z “Black Rally Edition”特別装備

■265/60R18タイヤ[ホワイトレター]+18×7 1/2アルミホイール[ブラック塗装・センターキャップ付/スペアタイヤも同様](ベース車「Z」は265/65R17タイヤ+17×7 1/2アルミホイール)

■[専用意匠・ブラック塗装]フロントグリル

■[専用意匠・ブラック塗装/スキッドプレート付]フロントバンパー

■[専用意匠・ブラック]オーバーフェンダー

■[グレー塗装]リアバンパー

■[ブラックメタリック]サイドターンランプ付電動格納式ドアミラー

■[ブラックメタリック]アウトサイドドアハンドル

■[ブラック]テールゲートハンドル

■[ブラックメタリック加飾]本革巻きステアリングホイール

■[本革巻き+ブラックメタリック加飾]シフトノブ

■[ブラック+メッキ加飾+ブラックメタリック加飾]センタークラスター

■[ファブリック+ブラックメタリック加飾]ドアトリム

■[ブラック+メッキ加飾]サイドレジスター

■[ブラックメタリック加飾]シフトレバーベゼル

■[ブラック]ルーフヘッドライニング&ピラーガーニッシュ

■[ブラック]ルームパーテーション&バックパネルトリム

■アッパーボックス(エアコン送風機能付) ボタン部(車名ロゴ入り+グレー加飾)

■専用スマートキー(イラスト付)

■[専用意匠]オプティロンメーター(メーター照度コントロール付)

更なる需要開拓のために追加されたスポーティ仕様

トヨタの調べによると、2017年にハイラックスを復活させた頃、およそ9000台程度の従来型ハイラックスユーザーが現存していた。積み荷をそのまま荷台に積載出来るタフなピックアップトラック型4輪駆動車は他社含め国内に存在せず、特に業務で使用する法人・商用ユーザーなどから切実なハイラックス復活の声があがっていたという。そのことからトヨタでは、商用ユーザーの代替(乗り換え)を少なからず意識した上で新型ハイラックスの仕様を決定し、日本市場へ再投入している。

いっぽう、販売開始から1年後に追加された今回の特別仕様車 Z “Black Rally Edition”はスポーティなスタイルを強調し、別物のフロントマスクまで与え差別化を図ることで、より個人ユーザーの趣味性を意識した仕様となっている。

業務用途の代替需要もいずれ落ち着く。そのことを考えたら、個人ユーザーをターゲットにしたZ “Black Rally Edition”投入は、絶妙なタイミングだと言える。

気の早い話だが、今後Z “Black Rally Edition”が好調な売れ行きとなれば、レジャー用途等に特化した第二・第三の特別仕様車も誕生するかもしれない。なにげない特別仕様車に見えて、実は今後のハイラックスの動向を占う重要な試金石としての役目も果たしているのだ。

車両価格や燃費、エンジン性能などを徹底チェック

ハイラックス Z “Black Rally Edition”に搭載されるエンジンは、150ps(110kW)/3400rpm/最大トルク400N・m(40.8kgf・m)/1600~2000rpmを発揮する直4 2.4リッター 直噴ディーゼルターボで変更はない。ベース車同様に6速ATと組み合わされる。駆動方式は「H2」(2輪駆動モード)/「H4」(4輪駆動ハイモード)/「L4」(4輪駆動ローモード)の3つに切り替え出来るパートタイム4WD。JC08モード燃費は11.8km/Lだ。

先進安全機能としては、ミリ波レーダーと単眼カメラを用いた歩行者検知(昼)機能付の自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティ)のほか、車線はみ出しを警告する「レーンディパーチャーアラート」、急発進・急加速を抑制する「ドライブスタートコントロール」、横滑りを防止する「VSC」&「TRC」、「LEDヘッドランプ」「LEDフォグランプ」などを、ベースのZグレード同様に標準装備する。

ボディカラーはベース車「Z」グレード同様に「スーパーホワイトII」「シルバーメタリック」「アティチュードブラックマイカ」「クリムゾンスパークレッドメタリック」「ネビュラブルーメタリック」の全5色を用意する。

国内ではライバル不在のピックアップトラック、ハイラックス。その個性がさらに極まった特別仕様車、ハイラックス Z “Black Rally Edition”の価格は3,947,400円(消費税込)だ。ベースのZグレードから205,200円高となる。個人でここまでカスタマイズしたら、とてもその額では収まらないのだから、費用対効果は十分に高いと言えるだろう。

[筆者:トクダ トオル(オートックワン 編集部)/撮影:トヨタ自動車]

トヨタ ハイラックス 特別仕様車「Z “Black Rally Edition”」の主要スペック
車種名トヨタ ハイラックス

グレード

Z “Black Rally Edition”

価格

3,947,400円

全長

5,320mm

全幅

1,885mm

全高

1,800mm

ホイールベース

3,085mm

駆動方式

4輪駆動(パートタイム4WD)

車両重量

2,090kg

乗車定員

5名

エンジン種類

直列4気筒 インタークーラー付ターボチャージャー 直噴ディーゼルエンジン

総排気量

2,393cc

最高出力

110kW(150PS)/3,400rpm

最大トルク

400Nm(40.8kg・m)/1600~2,000rpm

トランスミッション

スーパーインテリジェント6速オートマチック(6 Super ETC)

使用燃料

軽油

燃料消費率

11.8km/L[JC08モード燃費]

サスペンション形式

(前)ダブルウィッシュボーン式独立懸架/(後)車軸式半楕円リーフスプリング

タイヤサイズ

265/60R18 110H

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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