キャンピングカーを知るなら、3大人気カテゴリー「軽キャンパー」「バンコン」「キャブコン」の違いをおさえておこう

画像ギャラリーはこちら

車中泊やキャンプがブームとなる中「キャンピングカーが気になる」という方は多いだろう。しかしキャンピングカーとひとくちに言っても、用途や予算に応じて様々な種類があり、いったいどれを選んでいいのか迷ってしまうところ。

そこでまずは最低限押さえておきたい、キャンピングカーの3大人気カテゴリー「軽キャンパー」「バンコン」「キャブコン」をご紹介しよう。これだけ知っておけば、キャンピングカー選びもグッと深く楽しめるはずだ!

目次[開く][閉じる]
  1. お値段控えめでも機能は本格的! 軽自動車をベースにした「軽キャンパー」
  2. 1BOXカー「ハイエース」などをベースにしたお馴染みのキャンピングカースタイル! 定番の「バンコン」
  3. 欲しい要素が全て揃うオールインワンのキャンピングカー「キャブコン」
  4. 初心者こそオススメ! 全国各地で定期的に開催される「キャンピングカーショー」で3大カテゴリーをチェックしよう

お値段控えめでも機能は本格的! 軽自動車をベースにした「軽キャンパー」

まずは軽自動車の「軽キャンパー」からご紹介しよう。

軽キャンパーは、税金や維持費が安くサイズも手ごろな軽自動車がベース。キャンピングカーの中では価格も控えめなのも嬉しい。見た目は軽でも、車体サイズを拡大し軽登録ではないモデルもある。

就寝定員は1~2名だから、おひとりさま、もしくは夫婦・カップルでの車中泊旅が向いている。屋根にポップアップテントを載せることで、さらに+1~2名が就寝可能な仕様も存在する。各キャンピングカーメーカーのアイデアが活かされており、小さい室内の中に収納や調理機能など、効率的な設計が施されているのも特徴だ。

主に、1BOX型の軽商用バンを基に荷台をベッドにしたタイプのほか、軽トラックの荷台に専用の居室空間を載せたタイプ(後述する「キャブコン」の一種に属する)がある。

1BOXカー「ハイエース」などをベースにしたお馴染みのキャンピングカースタイル! 定番の「バンコン」

「バンコン」は、街でよく見かける「トヨタ ハイエース」「日産 NV350キャラバン」といった1BOX型の商用バンをベースに、広い荷台をベッドスペースやリビングに改装した“バンコンバージョン”タイプを指す。多くの人がキャンピングカーと聞いて思い出すのはこのタイプではないだろうか。

ひとことでバンコンと言っても、シンクや電子レンジ、家庭用エアコンなどをフル装備したキャンピングカー仕様から、簡易的に車中泊出来る仕様まで種類は多く、就寝可能な定員も様々である。また国産車以外に、欧州メーカーの大型バンをベースにした海外製バンコンも複数のタイプが輸入販売されている。

各キャンピングメーカー毎に数多くのラインナップが用意されているので、予算、家族の人数や使い方などを踏まえ、自身のスタイルにぴったりくる選ぶことが出来るはずだ。

近年は他にも「トヨタ ヴォクシー」「日産 セレナ」「三菱 デリカD:5」といった乗用車(ミニバン)をベースにしたモデルも増えている。

欲しい要素が全て揃うオールインワンのキャンピングカー「キャブコン」

キャブコン(キャブコンバージョン)とは、宅配便やコンビニの配送などで活躍するキャブオーバー型トラックの荷台部に、大きなキャビン(居室)を載せたタイプのことをいう。

外見からも想像出来るように、室内空間はバンコンなどと比べても圧倒的に広い。就寝定員も多いから、ファミリーユースにも最適だ。

広い室内で快適に長時間過ごせるよう、ソーラーパネルや走行充電機能、大容量サブバッテリーなどを備え、エンジンを止めても家庭用エアコンやヒーター、電子レンジなどを稼働させることが出来るタイプも多い。これはもう「家」そのものと言っていいだろう。常設ベッドの数を多くしたタイプなど、同メーカー内に複数のモデルをラインナップしているケースが多い。就寝定員数や使い方に応じた選択が可能だ。

ただし充実した内容の分、価格帯は高めの傾向にある。

初心者こそオススメ! 全国各地で定期的に開催される「キャンピングカーショー」で3大カテゴリーをチェックしよう

今回はキャンピングカーの3大人気カテゴリー「軽キャンパー」「バンコン」「キャブコン」についてご紹介した。このほかにもけん引タイプの「キャンピングトレーラー」など、キャンピングカーは用途に応じて様々な車両のタイプが設定されている。

こうした各タイプが一堂に会する「キャンピングカーショー」イベントが、全国各地で定期的に行われているのをご存じだろうか。車中泊やキャンピングカーが気になっているなら、まず一度こうしたイベントをのぞいてみるのが、キャンピングカーのことをもっと深く知るための一番の近道だ。

展示された実際のキャンピングカーを目の当たりにしてみることで気付くことも多い。気になる複数メーカーをいっぺんに比較したり、案内スタッフに質問することで新たな知識も得られる。

多くの人が訪れるイベント出展に力を入れるキャンピングカーメーカーも多い

またキャンピングカーメーカーは店舗数も限られているため、来場者の多いイベント会場での商談にはどこも非常に力を入れている。イベント特典をつけ販売される例も多いから、普段よりもお得な購入が出来るかもしれない。

JRVA(ジャルバ:一般社団法人 日本RV協会)のWebサイト(https://www.jrva.com/)では、全国で行われるキャンピングカーイベントを紹介しているページを開設している(ジャルバイベントドットコム https://jrva-event.com/)。もしかしたら、今週末にも、近くのイベントホールなどでキャンピングカーショーが開催されているかもしれない。こちらもマメにチェックしておくと良いだろう。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:島村 栄二・MOTA編集部・日本RV協会]

>>こんなにいろいろあるの! 「軽キャンパー」「バンコン」「キャブコン」様々なキャンピングカーを写真で見比べてみる[画像ギャラリー]

トヨタ/ハイエースバン
トヨタ ハイエースバンカタログを見る
新車価格:
243.9万円548.4万円
中古価格:
58万円1,282.8万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ ハイエースバンの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ ハイエースバンのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ ハイエースバンの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ ハイエースバンの記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ ハイエースバンのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる