オラオラ顔だけじゃない!アル/ヴェルの2列目シートはこんなに豪華!?

アル/ヴェルのゴージャスな2列目シートにフォーカス!

トヨタの大人気Lサイズミニバン「アルファード/ヴェルファイア」。

圧巻のボディサイズに、迫力満点のフロントフェイス。高級ミニバンの名に恥じない高い質感のインテリアを備えた同モデルは、未だ高い人気を誇っています。

そんなアル/ヴェルの注目点といったら、威圧感のあるオラオラ顔もさることながら、ゴージャスな広々空間にビジネスクラスのような快適性能が備わった2列目シートではないでしょうか?

今回は、そんなアル/ヴェルの2列目にフォーカスを当ててみました。

>>まるでビジネスクラス!? アル/ヴェルの2列目シートはこんなに豪華!

こんな2列目に乗ってしまったら、さっきまでの不満はどこへやら・・・

今回試乗したのは、高級ミニバンのアル/ヴェルの中でもトップグレードを誇る“エグゼクティブラウンジ”です。

同グレードは、アルファード・ヴェルファイア共通で設定されており、左右独立タイプの豪華な2列目シートに大型アームレストや収納式テーブルの他、電動オットマン、ヒーターおよびベンチレーション、天井には読書灯が、さらにはリアエンターテインメントシステム(12.1インチモニター)等といった超快適装備達が備わっています。

2002年の初代モデル(アルファード)登場から、威圧感のあるオラオラ顔にますます磨きがかかり賛否が分かれているのも事実ながら、流石にこの2列目に乗ってしまうと、これがどうして、さっきまで文句を言っていたのがどこへやら、です(笑)

広々した空間の中、シートを軽く倒し電動オットマンを使って寛ぎながら移動する様は、さながらちょっと偉い人になった気分。運転席に向かって、「やってくれたまえ」な~んて言っちゃったりして(笑)

今回、取材先の御殿場から東京のオフィスに戻る区間で2列目を試乗しましたが、それはそれは文句のつけようがないとっても快適な移動時間でした。チャンチャン!と、あっさり終わるのかと思いきや、そうは問屋がおろしません。実際乗ってみていくつか気になる点も発見したのでした。

手放しで感動ものかと思いきや、実際乗ってみると気になってしまったポイントとは!?

まず2列目に乗ってみて気になった点は、「意外と収まりが悪い」ということ。

座面が少し短いからなのか、それに対して横幅は広く、さらには革シートだからなのか、滑ったり、なかなか“ココっ”っていうポジションが見つからないのです。乗り込んでから厚木あたりまで、ずーっとベストポジション探しの格闘をしていました。そして、遂には諦めました・・・。

いや、お前の体系が特別ヘンなんだろ!ってわけではなく(筆者:身長175cm 体重75kg)、同じような体系の他の編集部員や、身長180cmオーバーのうちの編集長なんかに抜き打ちで意見を聞いてみても、やはり同じようなコメントが出てきた次第。

まあそれでも足も伸ばせるし、頭上の空間も広いし十分快適は快適なんですけど、どーにもしっくりこないなーとモヤモヤ感は結局晴れませんでした。たまに乗る分にはそれほどかもしれませんが、これを頻繁に乗るとなるとなかなか気になるところかなと感じてしまいました。

次に気になった点は、その広々空間の弊害とでも言いましょうか、「前後席間での会話の遠さ」です。

試乗時は、運転席の真後ろに乗ったのですが、まあまあ会話が遠い(笑)。高速道路を走行中ということもあったので、車から様々なノイズが発生していたのは事実ですが、それにしたって会話が遠いのです。こっちが話しかけたつもりでも前席の人が全然聞こえてなかったり、その逆も然り。途中から声のボリュームを上げて会話していました(苦笑)。

後輩との人間関係がギクシャクするかも!?

最後にもう一つだけ。それはズバリ、「後輩を乗せてはいけない」ということ(笑)。

最初は、筆者がドライバーで後輩編集部員が2列目に乗っていたのですが、そのあまりのくつろぎっぷりに軽い怒りを覚えました(笑)。本人的にはちょっと楽な姿勢でリラックスしているだけなんでしょうが、はたから見るとそれはそれはなかなかの緩みっぷり!それはさながら、ビーチで日焼けしているパリピのような姿。今思い出しただけでも忌々しいです!(私の狭い心がいけないのですが・・・。)

といった感じで、重箱の隅を突っつくかのような3つ(実質2つ)、のポイントを挙げました。

今まさに購入を検討しているといった方々は、是非とも見た目の豪華さだけにとらわれず、実際に試乗した上でアル/ヴェルの真の良さというものを発見してもらえればと思いますっ!

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)/撮影:木村 博道]

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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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