【スズキ ソリオ購入勢必見】スズキ ソリオが好調のワケはライバルのトヨタ ルーミーを超えた燃費の良さと内装の快適性にあった!

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2020年12月にフルモデルチェンジを受けたスズキ 新型ソリオが絶好調だ。そもそもソリオはスペーシアなどの軽自動車と大型ミニバン、それぞれの良さを併せ持ったモデルで、ちょうどイイサイズから人気を集めている。先代モデルは2016年にトヨタ・ダイハツ連合から登場したルーミー兄弟に押され気味であったが、新型ソリオは前年比で2倍以上の販売台数を記録しているのだった。そこでスズキディーラーにソリオ好調のワケを直撃!

目次[開く][閉じる]
  1. ソリオ人気のワケは絶妙なサイズにあり
  2. 燃費の良さと車内装備に注目! ライバルよりもずっとイイのだ
  3. マイルドハイブリッドはソリオだけ! 運転しやすさがピカイチ
  4. フルで使い倒せるラゲッジと後席の快適性が人気のワケ

ソリオ人気のワケは絶妙なサイズにあり

そもそもソリオは絶妙な立ち位置のクルマである。というのも今絶大なる人気を誇っているホンダ N-BOXなどに代表される背の高い軽自動車、そしてアルファードなどといったミニバンのいいとこ取りをしたモデルなのだ。

後席にはスライドドアを備え、5ナンバーサイズとコンパクトなボディながら下手なミニバンよりも車内は広い。それでいて価格は151万5800円(ガソリンモデル)〜202万2900円と手頃な値段なのだ。そしてマイルドハイブリッドのため19.6km/L(WLTCモード)と、燃費燃費もよいために注目されている。

事実2021年4月には4966台を販売しており、前年比で約206%という驚異的な結果を叩き出しているのだ。もっとも2020年12月に発売されてから5ヶ月足らずしか経っておらず、いまだ新車効果が見込める時期ではある。というのも通常、発売から1年程度は旧型モデルからの乗り換えニーズが多く、好調な売れ行きを示すのが通例で、ソリオもまた例外ではないのだ。

燃費の良さと車内装備に注目! ライバルよりもずっとイイのだ

だが、都内近郊のディーラーに聞くとこれまでと様子が大きく違い「ライバルのルーミーやN-BOXなどの軽自動車といったモデルからの乗り換えが目立つ」という。これには大きく2つの要因があり、ひとつはルーミーにはハイブリッドが用意されておらず、燃費などのランニングコストを考えるとマイルドハイブリッドのソリオが有利であること。さらには走りの良さが好評だと言う。ちなみにカタログ燃費を比較すると、ソリオは19.6km/Lに対してルーミーは16.8km/L〜18.4km/L(どちらもWLTCモード)である。

そしてふたつめの要因としてソリオは普通車のため乗車定員が5名である。そして快適な車内装備が支持されているそうだ。

マイルドハイブリッドはソリオだけ! 運転しやすさがピカイチ

順を追って検証していこう。

まず燃費と走りの良さであるが、ソリオはスポーツカーではないため何も高速域が安定していて運転が楽しいという類のクルマではない。ウケているのはスズキが長年培ってきた超自然なマイルドハイブリッド技術であるという。

簡単にこの機構の説明をするならば、内燃機関が苦手する発進時や高速域でモーターがアシストしてくれるというシステムである。トヨタ プリウスといったいわゆるストロングハイブリッドと異なるのはモーターのみの走行には対応していない点。あくまでエンジンがメインでモーターはお手伝いをしてくれるというイメージで、わかりやすく言うならばアシスト機能付き電動自転車といったところだ。

筆者は先代モデルをかつて購入し、オーナーだった経験もあるのだが、ソリオのマイルドハイブリッドはとにかくスムース。そしてたった1.2リッターというコンパクトな排気量でありながらパワフルなのだった。ちなみにライバルであるトヨタ ルーミーはターボエンジンとノンターボエンジンをラインアップしているが、どちらも車内に届く走行音が目立つ印象がある。

そのうえ渋滞時などでの加減速をする際はギクシャクする印象を持っているため、走行面でソリオが支持されているのは納得なのだった。これに関してはカタログやYouTubeの動画では体感しづらいので、購入検討している方はぜひ一度試乗して確かめてもらいたい。

フルで使い倒せるラゲッジと後席の快適性が人気のワケ

そして2つめの要因である車内の快適性だ。まずはサイズから、新型ソリオは先代モデル比で全長を80mm拡大し、荷室床面長を100mm大きくしているのだった。事実ラゲッジルームには機内持ち込みサイズのスーツケースを5つ横並びで積載できるほどのスペースを有しているのだ。

これだけではライバルと大きな差はないように感じるが、筆者個人の大きなポイントはリアハッチの付け根部分にある。というのも付け根部分が車内に設置されていると、例えばベビーカーなど大きなモノを積載する際に、付け根部分が干渉してリアハッチが閉じないというモデルも数多く存在する。

そこでソリオは付け根部分を社外に設置することで荷物との干渉を回避。簡単に言えば荷室スペースをフルで使えるのだった。先のディーラーマンによれば「大きな荷物を実際に積載したシーンを見せると誰しもが納得する」というほどで、こちらも使ってみて初めてわかる部分である。

後席用の空調とAC電源の設置位置が素晴らしかった

そして快適性も見逃せない。そう、スペーシアで好評を博している後席用のサーキュレーターを備えているのだ。コンパクトカーでありながら下手なミニバンよりも広いと記したが、ここまで広いと夏場などは後席に空調が伝わりづらいというデメリットもある。

そこでサーキュレータを装備することで前席の涼しい風を後席に届けることでどの席でも快適に過ごせるのだ。この装備はライバルのルーミーにはなく、先述のディーラーマンによれば「ファミリー層からこの機能を強く支持されているという」。

さらにいえば後席右側後方に設置されているAC電源にも注目したい。フロントシートには2つのUSBポートを備えているが、ソリオの場合後席には設置されていない。それをカバーすべくAC電源が備わっているのだが、位置が絶妙なのだ。後席に座ってままの状態で使える位置にあるのだ。社外品であればACソケットに挿して使うUSB充電器などが1000円足らずで購入できるため、リーズナブルなのも魅力であった。

今回は実際にディーラーマンにソリオが好調のワケを直撃してきたわけだが、どれも実際に乗らなければわからないことばかりであった。それだけに今後購入を考えている方は実際にディーラーでソリオに触れて体感して欲しい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

スズキ/ソリオ
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18.8万円312.2万円

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MOTA編集部 木村 剛大
筆者MOTA編集部 木村 剛大

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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