マツダと言えばやっぱロータリー! 名機「13B」を搭載した名車種3選

  • 筆者: MOTA編集部
画像ギャラリーはこちら

マツダが世界で初めて量産化に成功したロータリーエンジン。中でも「13B型」は、1973年のルーチェに搭載されてから2012年に生産終了したRX-8まで、約39年間にわたり搭載され続けた主力エンジンです。今回は、マツダのロータリー史の主役である「13B型」ロータリーエンジンを搭載する代表車種を3選をご紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 世界に照準を絞ったロータリースポーツ 2代目RX-7(FC型)
  2. 日本で最後のリトラクタブルヘッドライト装備モデル 3代目RX-7(FD型)
  3. 新世代ロータリーエンジン「RENESIS」を搭載したRX-8

世界に照準を絞ったロータリースポーツ 2代目RX-7(FC型)

1985年に登場した2代目RX-7(FC型)は、5ナンバーのコンパクトなロータリースポーツカー。ボディバリエーションは、3ドアファストバッククーペとカブリオレを展開しました。

バネ下重量の軽減を目的とした日本初のアルミ製ブレーキキャリパーの採用や、加重によってリアタイヤのトーを変化させるトーコントロールハブを搭載。キャッチコピーの「4WS感覚」が示すように、当時の流行でもあった四輪操舵の感覚を味わうことができます。

また、軽量コンパクトなロータリーエンジンの特性を活かし、前後重量配分は50.5対49.5という理想的なバランスを実現。そのカミソリのようにシャープなハンドリングは、「乗り手の技量が必要」とまで言われました。

改良を重ねわずか5年で出力を30PSアップ

1973年のルーチェに初めて搭載された13B型ロータリーエンジンは、さらなる高出力かを求めツインスクロールターボを装着し「13B-T型」となります。また、2代目RX-7に搭載するために軽量化され、エンジン内部の加工によって、高出力化に伴う耐久性と信頼性の向上が図られました。

2代目RX-7のデビュー当初の最高出力は185PSですが、後期型の「アンフィニ」では、ターボやエンジンの吸入空気量を測定するエアフロメーターなどの改良が行われ、最高出力は215PSまで引き上げられます。

マツダ 2代目RX-7(FC型)の中古車相場

■中古車掲載台数:1台

■中古車相場:152万円

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月12日時点のデータ

日本で最後のリトラクタブルヘッドライト装備モデル 3代目RX-7(FD型)

1991年のフルモデルチェンジによって誕生した3代目RX-7(FD型)は、リアハッチを持つ3ドアファストバックのパッケージングを継承。流麗で抑揚感のあるエクステリアや、ドライバーを囲むように配置された計器類を持つインテリアが特徴的です。

また、RX-7のアイコンでもあるリトラクタブルヘッドライトは、2003年の生産終了まで装着され続け、日本車最後のリトラクタブルヘッドライト装備モデルとなりました。

自主規制いっぱいの280PSを発生するツインターボロータリー

3代目RX-7の心臓部分には、ツインターボ化された「13B-REW型」を搭載。デビュー時点での最高出力は255PSでしたが、後期型のMT仕様では、自主規制いっぱいの280PSまでパワーが引き上げられます。

ハイパワーかつ軽量なハンドリングマシンを追求していたFD型RX-7は、ロータリーエンジンを搭載したピュアスポーツカーとして約12年という長期間に渡って製造され続けました。

マツダ FD型RX-7の中古車相場

■中古車掲載台数:75台

■中古車相場:204万円~877万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月12日時点のデータ

新世代ロータリーエンジン「RENESIS」を搭載したRX-8

2003年に登場したRX-8は、RX-7の後継モデルとしてデビュー。エクステリアのデザインは低いボンネットと緩やかなルーフラインにより、スポーツカーらしいスタイリングになっています。

一見すると2ドアクーペのようにも見えますが、実際は観音開きの「フリースタイルドア」を採用する4ドアクーペで、大人4人がゆったり乗れるスペースを確保。また、インテリアでは前席から後席まで貫かれたセンターコンソールを持ち、独立した4座を備えています。

環境性能に対応しきれずロータリースポーツの歴史に幕

小型化されたRX-8のロータリーエンジンは、高性能化した自然吸気の新世代ロータリーエンジン「RENESIS(レネシス)」。654ccローターを2機直列に配置する「13B-MSP型」は、最高出力の250PSを8500rpmという高い回転域で発生させます。

振動が少なく電気モーターのような回転フィールはそのままに、環境性能に対応した新世代ロータリーエンジン「RENESIS(レネシス)」でしたが、惜しまれつつも2012年6月に生産。これにより、1967年のコスモスポーツ登場から続くロータリースポーツ約45年の歴史に幕を下ろすことになります。

マツダ RX-8の中古車相場

■中古車掲載台数:358台

■中古車相場:29万円~374.9万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月12日時点のデータ

マツダ/RX-7
マツダ RX-7カタログを見る
新車価格:
324.3万円439.8万円
中古価格:
273.2万円1,530万円
マツダ/RX-8
マツダ RX-8カタログを見る
新車価格:
275.5万円340.5万円
中古価格:
32万円456.2万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

MOTA編集部
筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

マツダ RX-7の最新自動車ニュース/記事

マツダのカタログ情報 マツダ RX-7のカタログ情報 マツダの中古車検索 マツダ RX-7の中古車検索 マツダの記事一覧 マツダ RX-7の記事一覧 マツダのニュース一覧 マツダ RX-7のニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる