日産の人気SUV、現行型「エクストレイル」の安さがエグい! モデルチェンジの遅れで新車・登録済み未使用車が激安、中古車相場への影響懸念も

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以前よりフルモデルチェンジが噂される日産の主力SUV「エクストレイル」だが、国内への導入が当初の計画よりかなり遅れているようである。間もなくデビューから8年を迎える現行型だが、ライバル車への対抗策として販売現場では値引きも活発に行われ、さらに中古車市場にも格安な登録済み未使用車が多数登場。コンパクトSUV並みの価格で流通している状況だ。

モデル末期とはいえ安く新車が手に入る好機ともいえるが、将来の中古車相場を危惧する声も聞かれる。そんな日産 エクストレイルの現状をレポートする。

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  1. 2020年6月にはアメリカで発表済みの4代目新型エクストレイルだが、日本ではいまだ音沙汰無し…
  2. 新車ディーラーでは値引きも活用し現行型エクストレイルの販売を維持 中古車市場には大量の“登録済み未使用車”が並ぶ
  3. リセールバリューへの影響に懸念の声も… まだ見ぬ新型エクストレイルの奮闘に期待大!

2020年6月にはアメリカで発表済みの4代目新型エクストレイルだが、日本ではいまだ音沙汰無し…

日産の主力SUVであるエクストレイルは、初代モデルが2000年秋にデビュー。2013年12月にフルモデルチェンジした現行型で3代目となる。国内のみならず重要な国際戦略車種となっており、2020年6月には世界に先駆け米国でフルモデルチェンジを実施。次いで2021年4月には中国でも発表済みとなっている。

市場規模の大きな国から順に公開されてきた4代目の新型エクストレイルだが、肝心のおひざ元であるはずの日本では、なぜか全く公開されることがなく、淡々と現行型が売り続けられている。

首都圏のとある日産販売店で尋ねたところ「新型に関する詳しい情報は現場へまだおりてきていないんです」と困惑の表情で話してくれた。MOTA編集部が得た最新情報でも、2020年度(2021年3月)中の新型エクストレイル発売はなく、国内導入は2021年上期中へずれ込みそうな情勢である。

新車ディーラーでは値引きも活用し現行型エクストレイルの販売を維持 中古車市場には大量の“登録済み未使用車”が並ぶ

なかなか現れない新型エクストレイルだが、販売現場にとっては死活問題だ。コンパクトカーのノートや軽のルークスが好調とはいえ、より大きなサイズを求める顧客維持のためにも、現行型エクストレイルを売り続けていく必要がある。

前出の日産販売店では「エクストレイルは“頑張れます”よ」と、商談の初期段階から大幅値引きを示唆する。

いっぽうで中古車サイトをのぞいてみると、こちらも異変が起きていた。新車にナンバーを登録しただけの登録済み未使用車、一般には「新古車」などと呼ばれる中古車が多数掲載されているのだ。2021年11月17日現在、2021年式で走行距離1000キロ以下の日産 エクストレイルは37台。

中古車市場には新車価格から100万円近く安い登録済み未使用車の現行型エクストレイルが並ぶ

例えば新車価格325万6000円(消費税込み、以下同)の「20Xi Vセレクション」(4WD)登録済み未使用車が、229万9000円で売られている。先進運転支援機能の「プロパイロット」やアラウンドビューモニターが装備された上級グレードだが、新車価格に対し100万円近い差額に驚くばかり! ボディサイズの小さいコンパクトSUVを買うよりも断然安い価格だ。

最安値は208万8000円の「20S Vセレクション」(4WD)。新車価格248万2700円だから先ほどの車両よりは下落幅は大きくないものの、ほぼ新車同様のSUVがコンパクトカー並みの価格で手に入るのは、やはり相当魅力的に映る。

(中古車相場・台数などのデータは2021年11月17日現在MOTA編集部調べによる)

リセールバリューへの影響に懸念の声も… まだ見ぬ新型エクストレイルの奮闘に期待大!

千葉県にある大手中古車販売店の店長は「お得なSUVを探しているお客から、割安な高年式のエクストレイルは非常に好評だ」と話す。別車種を探していた客でも、この割安な価格を提示すると切り替えるケースも少なくないという。

いっぽうで別の中古車業者は「これまでエクストレイルは、中古車でも強い(人気の高い)銘柄だったから、比較的高値で流通していた。しかし今後はかなり厳しいことになるだろう」と警鐘を鳴らしている。

数年後の下取り・買取り価格の大幅下落も危惧されるという訳だ。

日産は新型発表と共に中古車相場の維持にも策をとる必要あり

かつてマツダは、下取り価格(中古車相場)の下落に苦しんだ時期があったが、主力車種CX-5などの大ヒットによりブランド力をアップさせ、見事に相場を上昇させてみせた。

今後日産が新型のブランド価値を高めるとともに、自社の中古車流通網を通じて相場の維持を図るなどの策をとらない限り、予想は現実のものとなりそうだ。

まだ見ぬ新型エクストレイルだが、デビュー前から早くも課題山積のようである。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:原田 淳・NISSAN]

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。2021年春より編集主幹に就任。編集部の最古参として、編集記事のクオリティ管理、後進育成を担当している。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

新車の見積もりや値引き、中古車の問い合わせなど、自動車の購入に関するサポートを行っているMOTA(モータ)では、新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、最新の自動車記事を展開しており、それらの記事はMOTA編集部編集主幹の監修により、記事の企画・取材・編集など行っております。MOTA編集方針

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