BMW 新型3シリーズを発表|名前を決められる「AI」を初導入

新型「3シリーズ」の価格は452万円から

ビー・エム・ダブリュー株式会社は2019年1月30日、新型「3シリーズ」の先行予約を開始し、2019年3月9日より販売を開始することを発表した。価格は452万円~632万円(消費税込み)。3シリーズは1975年に第1世代が登場して以来、40年以上にわたって支持され、世界販売累計1500万台以上を達成したプレミアムスポーツセダンである。

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外装について

新型3シリーズは、BMW伝統のスポーティで精密なプレスラインや、象徴的なキドニーグリルなど40年以上の伝統を継承しつつ、より洗練されたスタイルに進化している。

キドニー・グリルは、従来の2パーツに分かれたデザインから、1つのフレームで縁取られ、かつ、より立体的な造形となることで、水平方向への広がりを表現すると共に、低重心でアグレッシブなデザインとなった。

ヘッドライトは、下辺部の中央に鋭角の切り欠きを入れることで、印象的なフロントデザインとなっている。サイドウィンドウ後端部のホフマイスター・キンクとして知られるピラー形状は、Cピラーに一体化されたデザインとなり、快適な乗降性を維持しながらも、サイドウィンドウの流線形が強調され伸びやかなスタイリングとなった。

また、全体のボディサイズも先代モデルより全長が70mm増えて4715mmに、全幅は25mm増えて1825mmとなり、新型BMW 3シリーズに伸びやかかつ力強いフォルムを実現。

内装について

新型BMW 8シリーズから導入された新しい表示・操作コンセプト「BMW Operating System 7.0」を採用したBMWライブコックピットを、全車に標準装着した。タッチ操作機能を備えた大型コントロールディスプレイと、洗練されたデザインのフルデジタルメーターパネルが機能的な空間を作り出している。

新型「3シリーズ」 主な3つの特徴

日本初となる高性能3眼カメラを使用した運転支援システムを導入

日本で初めての導入となる高性能3眼カメラを使用した最新の運転支援システムをBMW 320i Standard以上の量産グレード全車に標準装備するなど、実用性をより求められるスポーツセダンに相応しい最先端の技術を積極的に採用している。

この高性能3眼カメラシステムは、長距離、中距離、周辺監視と個々のカメラに役割を特化させることで、より正確なレーンキーピング性能と、より離れた場所の危険予測や、広い視野での危険予測が可能となった。また、同じく国内販売モデルとして初採用された、毎秒2兆5000億回の演算能力を持つ画像処理プロセッサーを搭載することで、膨大な視覚情報に加え、レーダーによる正確な距離計測情報を統合して瞬時に処理し、より正確かつ素早い運転支援が可能となっている。

BMW初となる「AI」を導入、好みの名前に設定可能

BMWとして初となる、AIを活用した新開発のBMWインテリジェントパーソナルアシスタントを随時導入する。これは、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となる機能であり、今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にするものである。

使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。そして、BMWのインテリジェントパーソナルアシスタントの最たる特徴は、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能な点である。例えば、BMWインテリジェントパーソナルアシスタントを起動する際、「OK, BMW」だけでなく、「XXX(例:サンニーマル)」と、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレス無く使用することが出来る。

より進化した走行性能

新型BMW 3シリーズは、走行性能も大幅に向上している。ベースとなるのは、40mm拡大し2850mmとなったホイールベースと、フロントが43mm、リアが21mmと大幅に拡大したトレッドによる絶妙なボディバランスおよび、剛性が高く安定したボディと、-10mm重心が下がったシャシー構造である。さらに約55kgの軽量化が加わり、よりダイナミックかつ快適な走りを実現している。

日本専用開発のエンジンをラインナップ

新型BMW 330iは、細部にわたり改良された2.0リッター直列4気筒エンジンを搭載している。これは、BMWのエンジン技術を結集し、ツインスクロールターボチャージャー付き過給システム、高精度ガソリン・ダイレクト・インジェクション・システム、バルブトロニック無段階可変バルブ制御システム、ダブルVANOS可変カムシャフト制御システムが組み合わされたBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーを集中的に改良することで、従来モデルのエンジンと比較して、ほぼ全ての常用回転域で50N・mもの大幅なトルク増を実現している(最高出力は5kW/6PS増)。

さらに、高精度ダイレクトインジェクションシステムの改良により、燃料噴射圧力は従来から200bar高い350barとなり、燃焼室に、より細かい霧状の燃料が直接噴射されることで、燃焼効率が向上している。さらにこのエンジンでは、クランクシャフトの軽量化、内部摩擦の抑制、熱管理の最適化が行われ、ノイズの低限や、レスポンスの向上など、クリーンかつスポーティな走りを実現している。

そして新型BMW 320iには、日本の道路事情や顧客の要望、日本市場の重要性を鑑み、欧州をはじめ初期生産には設定の無い、日本専用にチューンしたエンジンを採用しており、最高出力135kW(184ps)/5000rpm、最大トルク300N・m/1350~4000rpmを発揮する。

【動画】1分でわかる「BMW 新型3シリーズ」[7代目・G20型/2019年3月発売]

新型3シリーズ スペック

BMW 320i

・全長:4715mm

・全幅:1825mm

・全高:1440mm

・ホイールベース:2850mm

・車両重量:1560kg

・排気量:1998cc

・エンジン:直列4気筒ガソリン・エンジン

・最高出力:135kw(184PS)/5000rpm

・最大トルク:300N・m/1350~4000rpm

※M Sportの全高は1430mm

BMW 330i

・全長:4715mm

・全幅:1825mm

・全高:1430mm

・ホイールベース:2850mm

・車両重量:1630kg

・排気量:1998cc

・エンジン:直列4気筒ガソリン・エンジン

・最高出力:190kw(258PS)/5000rpm

・最大トルク:400N・m/1550~4000rpm

新型3シリーズ 価格

■320i SE

価格:452万円

■320i Standard

価格:523万円

■320i M Sport

価格:583万円

■330i M Sport

価格:632万円

※いずれも消費税込み

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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