MINI 2018年モデル国内試乗|すべてに輝く個性アリ、MINIの走りに酔いしれよ!(1/2)

マイナーチェンジは見た目だけじゃない、大人が遊べるミニ誕生

まるで高度な間違い探し。周囲をウロウロと見回しても答えが確信できず、「いったいどこが変わったんでしょう?」と聞かずにはいられないほど。

マイナーチェンジした新しいMINIの外観は、どこからどう見てもMINIそのものだ。少し変わったかなと感じるのは、その佇まいがやや大人っぽく、上質感を漂わせるような印象になっていること。従来型より大きくなったヘッドライトはとくにその印象を強くするのに一役買っており、LEDのデイライト・ランニングが標準装備されたことで、よりクッキリとした丸目が存在感たっぷりだ。

>>マイチェン・ミニ4モデルを画像でじっくり見る!

リアに回ると、違いがわかりやすくてMINIらしい遊び心も感じさせてくれるのは、英国の国旗「ユニオンジャック」をデザインモチーフとしたテールライト。もちろん、クラシック・ミニの故郷を意識したものだが、そのこだわりがものすごい。

実は試乗日にBMW広報担当者に聞くまで気が付かずに生きてきた自分が恥ずかしいのだが、ユニオンジャックはよく見ると左右非対称。それをMINIのテールライトも忠実に再現しており、もしかするとテールライトのデザインが左右非対称となるクルマは世界初なのでは!?ということだった。パッと見ただけではよくわからないので、ぜひじっくりと見比べてみてほしい。

けれど、こうした遊び心の中にもこだわりや本物感を追求している姿勢が、今回の新しいMINI全体に通じる肝ではないかと感じる。パワートレーンでも、これまでMINI ONEに搭載されてきた1.2リッターエンジンが1.5リッター直列3気筒ツインパワー・ターボエンジンに変更されたほか、トランスミッションには6速MTと6速ATに加えて新開発の7速DCT、8速スポーツATがラインアップ。

ガソリンの他にディーゼルの2.0リッター直列4気筒ツインパワー・ターボも引き続き健在で、3ドア、5ドア、コンバーチブルにジョン・クーパー・ワークス(JCW)とボディタイプも豊富に用意されるのは、できる限りユーザーの要望に応え、満足度を高めたいというメーカー努力の表れだと感心せずにいられない。

これぞMINI!まずは3ドアに試乗

そんな新しいMINIを、まずは3ドアのクーパー、7速DCTモデルから試乗した。

1.5リッターエンジンは3気筒とは思えない落ち着いた上質感と、元気の良さが混在しながら加速していく。わずか1480回転で最大トルク220Nmを押し出すため、街中での頻繁な加減速でも余裕たっぷりといった感覚だ。

驚いたのは、7速DCTがATとほとんど遜色のない滑らかさを引き出してくれること。減速しようとアクセルを戻しかけて、やっぱり再加速する、なんていうカックンとショックが出そうな場面でも、レスポンスよく反応してくれるので違和感がなく気持ちいい。

同じクーパー3ドアのMTモデルよりも、7速DCTモデルは車両重量が50kgほど重い1240kgになることもあって、直線を走っているとガッシリと4輪が路面に食いついている感覚が常にある。でも重さがネガティブ要素になることはなく、コーナーではクイクイと小気味よく鼻先を変えてくれる感覚は、まさにMINI伝統のゴーカート・フィーリング。パワートレーンや重量が変わっても、これだけ滑らかな加速フィールを手にしながら、その「らしさ」を失わないところがさすがだ。

山道の登りに差し掛かり、強めに踏み込んで5000回転を超えてくると、ちょっと音と振動が大きめになる3気筒感が顔を出すが、むしろ楽しさの方が勝る。助手席にも乗ってみると、乗り心地はお世辞にもフラットとは言えないけれど、決して不快ではないところもMINIの不思議な魅力だろう。

大人が遊べる5ドア!ディーゼルの加速感が魅力

次は2.0リッター直列3気筒ディーゼル+6速ATを搭載する、クーパーD 5ドア。

車両重量はさらに立派になって、1280kgだ。そのためかこちらは、走り出しからやや重厚感が強めで、それが大人っぽい乗り味を演出しているように感じる。

最高出力は116psと、今回のラインアップではワンの102psに次いでマイルドになるが、最大トルクは270Nm/1750~2250rpmと強大。ちょっと足をペダルにのせているくらいの感覚でも、悠々とした加速フィールが続いていく。

回転が上がれば、ディーゼル特有のパタパタとした音も聞こえなくはないが、やっぱりグイグイと盛り上がる加速の楽しさの方が上。タイトコーナーではイン側にしっかりと荷重がかかりながら駆け抜けていける感覚で、先ほどのクーパーよりもスポーティな走りが味わえる。

ゴーカートよりちょっと大人な、ジムカーナ・フィーリングといったところだろうか。

1 2 次へ
この記事の画像ギャラリーはこちら
まるも 亜希子
筆者まるも 亜希子

大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

新車の見積もりや値引き、中古車の問い合わせなど、自動車の購入に関するサポートを行っているMOTA(モータ)では、新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、最新の自動車記事を展開しており、それらの記事はMOTA編集部編集長の監修により、記事の企画・取材・編集など行っております。MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やソーシャルもやってます!
カー用品・カスタムパーツ
ワンランク上の宿で、贅沢なひとときを... 三平荘
人気記事ランキング

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

  • 複数社を比較して、最高値で売却しよう!

    新車や中古車を購入する際、今乗っている愛車はどのように売却していますか?1社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目指しましょう。

  • MOTA車買取は、ネット上で売値がわかる。望まない営業電話なし!

    よくある一括査定で、最も嫌なのが「望まない買取店からの営業電話」。MOTA車買取は、この望まない営業電話をなくした画期的なサービスです。最大10社がネットで査定し、高値を付けた2社だけから連絡がきますので安心。

新車・中古車を検討の方へ

おすすめの関連記事

MOTAが厳選するワンランク上の旅宿特集

ミニ ミニの最新自動車ニュース/記事

ミニのカタログ情報 ミニ ミニのカタログ情報 ミニの中古車検索 ミニ ミニの中古車検索 ミニの記事一覧 ミニ ミニの記事一覧 ミニのニュース一覧 ミニ ミニのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる