人気オフロードモデルの新型ジムニーと新型Gクラスを思い切って比較してみた

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  1. ボディサイズ
  2. パワートレイン
  3. フロントデザイン
  4. リア&サイドデザイン
  5. インテリアデザイン
  6. 価格差は桁違い!
  7. みんな違ってみんな良い!
  8. スズキ 新型ジムニーの関連記事
  9. メルセデス・ベンツ 新型Gクラスの関連記事

メルセデス・ベンツは初代登場から39年目となるGクラスを2018年6月にフルモデルチェンジしました。また、スズキのジムニーが20年ぶりにフルモデルチェンジを施し、2018年7月5日より発売されました。

発売前から新型ジムニーのデザインが公開されていたこともあり、新型Gクラスが発表された際には「ジムニーにそっくり」「Gクラスは金持ちの車。新型ジムニーでいい」など、新型ジムニーを支持する声が続出。海外ではジムニーが「ベビーGクラス」という愛称で呼ばれていたりと、ジムニーとGクラスは比較されやすいようです。

とはいえ、比較対象にならないほどの大きな差があるようにも感じますが…あえて比べてみます。

>>新型ジムニーと新型Gクラスの内外装デザインを画像で見比べる

ボディサイズ

新型ジムニーよりも新型Gクラスは全長+1422mm、全幅+456mm、全高+244mm、ホイールベース+640mm。軽自動車と登録車(の中でもさらに大きい部類!)の比較なので、当たり前ですが価格同様ボディサイズの差は歴然です。

新型ジムニーのボディサイズ

全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mm、ホイールベース2250mm

新型Gクラスのボディサイズ

全長4817mm×全幅1931mm×全高1969mm、ホイールベース2890mm

パワートレイン

新型ジムニーのパワートレイン

新型ジムニーには専用にチューニングしたR06A型ターボエンジンを搭載。排気量は軽自動車なので660cc、最高出力は47kW(64PS)/6000rpm、最大トルクは98N・m(9.80Kgf・m)/3500rpmを発揮します。

新型Gクラスのパワートレイン

新型Gクラスには、4リッターV8気筒直噴ツインターボエンジンをベースに開発されたM176型エンジンを搭載。最高出力422PS/310kW、最大トルク610Nmを発揮します。なお、今回の改良により、気筒休止システムを採用しており、エンジン負荷に応じて気筒を休止して燃費効率を向上しています。

フロントデザイン

ボンネットフードが似てる!?

両車ともにクラムシェルフードと呼ばれる形状のボンネットを採用し、ボンネットをボディ面に載せることで強度を高めました。

強度という意味では、どちらもボディの骨格に頑丈なラダーフレームを採用し、オフロードモデルとして必要な高いボディ剛性を実現しています。

丸型のヘッドライトが似てる!?

丸型のヘッドライトを採用している点は似ています。こちらは両車とも先代モデルから継承しているデザインです。

また、新型Gクラスといえば突出したウィンカーが特徴的ですが、いっぽう新型ジムニーはしっかりと収まっています。新型ジムニーでは衝撃を避けるためにコーナー部分より内側にライト類を配置しました。

グリル部分は対照的

フロントグリルを見ると、新型ジムニーは5スロットグリルで縦型、新型Gクラスは新デザインのフロントラジエターグリルを採用しており、縦横で対照的なグリルデザインです。

ジムニーの縦型5スロットグリルは、どちらかというとジープの7スロットグリルと類似しているようです。

リア&サイドデザイン

リアデザインを比較

リアデザインでは、テールランプの位置が、新型ジムニーはナンバープレート横、新型Gクラスはナンバープレートより上のボディ部分に付いていますが、それぞれボディの下部に配置されている点では共通です。

そして、フェンダーの出っ張りも、新型Gクラスにはありますが新型ジムニーにはありません。フェンダーのデザインでは、樹脂製のオーバーフェンダーが装着されている登録車の新型ジムニーシエラの方が新型Gクラスに似ていると言えます。

サイドデザインを比較

サイドデザインをこうして並べてみると、全体的な雰囲気が見て似ているように感じます。特にルーフ部分だけ見るとハイマウントストップランプ(ルーフ下に位置するリアライト)の形状と窓の数こそ違いますが、瓜二つです!

また、どちらもスペアタイヤをリアに背負っています。これは、悪路走行中にタイヤがパンクした場合でも、泥などで汚れにくくて交換しやすい場所に設置されているもので、オフローダーとして必要な装備と言えます。

インテリアデザイン

次に新型ジムニーと新型Gクラスのインテリアを比較してみます。全体的に見ると新型ジムニーは無骨でオーソドックスなデザイン、新型Gクラスはメルセデス・ベンツらしいモダンで上質なデザインとなっています。

ただし、水平基調で前方の視認性を確保するという点では共通しています。また、助手席側にはグラブハンドルが装備されており、助手席の乗員への配慮が感じられます。

新型ジムニー

水平基調で力強い基本骨格のインストルメントパネルや、ドアミラー付近の視界を拡大する形状のベルトラインを採用。また、スイッチ類など操作部には、光の反射を抑えて小傷が目立ちにくい質感の高いシボを採用するなど、機能性を重視しています

このほか、高剛性化、高強度化したフロントシートフレームを採用。シートフレームの幅を70mm(先代モデル比)拡大し、上下クッション性能の向上と適正な耐圧分布を確保して乗り心地を向上させました。

新型Gクラス

新型Gクラスのインテリアには、外装をイメージしたデザインが採用されています。左右のエアアウトレットに円形ヘッドライトのデザイン、スピーカーにはウィンカーをイメージしたデザインを採用しています。

3つのディファレンシャルロックを操作するクローム仕上げのスイッチなどは、今回の改良においても、Gクラスならではのインテリアパーツとして継承されました。また、厳選されたレザーや上質なウッドトリム、随所に施されたシルバー加飾などを採用し、ラグジュアリーな個性を強調しています。

また、新デザインのインストゥルメントパネルは、12.3インチの高精細ワイドディスプレイ2枚が1枚のガラスカバーの下で視覚的に融合したワイドスクリーンコクピットとなっています。

このほか、ステアリングは、従来のボール&ナット形式から電動機械式ラック&ピニオン式のステアリングへ変更し、ドライビングフィーリングを大幅に改良しました。

価格差は桁違い!

価格についてですが、新型ジムニーは145万8000円~184万1400円、新型GクラスはG 550が1562万円、メルセデス AMG G 63が2035万円(!)と、Gクラス1台分でジムニーが10台以上買えてしまいます(笑)

※価格は消費税込

みんな違ってみんな良い!

奇しくも同じ時期に発売された新型ジムニーと新型Gクラス。オフロードモデルとしての性能を追求するという意味では似ている部分もあり、そもそもスズキとメルセデス・ベンツでは顧客層が全く異なるので当然似ていない部分もあり、どちらもそれぞれの良さを持っていますね。

特にジムニーは、小回りが利くコンパクトなボディと本格オフロードモデルとしての性能の高さから、仕事で使うプロやレジャーで使う一般ユーザーなど、国内外で広く愛用されています。新型ジムニーはすでにかなり多くの注文が入っているというウワサもあり、今年を代表するモデルになりそうです。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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