スズキ 新型ジムニー・ジムニーシエラは卓越したオフロード性能と無骨なデザインが魅力

  • 筆者: オートックワン 編集部
  • カメラマン:オートックワン 編集部・原田淳
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  1. デザイン性と機能性を両立したスクエアなエクステリア
  2. シンプルかつ機能性を重視したインテリア
  3. 新設計のラダーフレーム採用で剛性アップ
  4. 縦置きFRレイアウトのエンジン
  5. 予防安全技術「スズキセーフティサポート」も装備
  6. スズキ 新型ジムニーの関連記事

1970年にスズキが初代ジムニーを発売してから今年で48年。1981年には2代目モデル、1998年には3代目モデルとモデルチェンジを経て、いよいよ2018年7月に4代目モデルが登場した。

コンパクトなボディサイズと卓越したオフロード性能を備えるジムニーは、仕事で使用する人やレジャーで使用する人から絶大な支持を得ており、これまでに194の国と地域で販売され、世界での累計販売台数は285万台にのぼるロングセラーモデルだ。

7月5日に開催された新型ジムニー・ジムニーシエラの発表会では、岩の上に新型ジムニーが、ジャングルの中に新型ジムニーシエラが配置され、本格オフローダーとしての性能の高さを予感させる演出が行われていた。

当日は多くの報道陣が集まり、新型ジムニー・ジムニーシエラ登場に対する期待の大きさが感じられた。

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デザイン性と機能性を両立したスクエアなエクステリア

実に20年ぶりのフルモデルチェンジが行われ、4代目に進化したジムニー・ジムニーシエラは、原点回帰ともいえる無骨なスクエアボディとなり、これまで以上に強靭なオフロード性能を予感させる力強いスタイルが魅力だ。

このスクエアなボディは、狭い道でも車両間隔を把握するのにもってこい。また、ボディの凹凸を少なくすることで降雪の際に雪がボディに付着しにくくなるなど、機能面でも一役買っている。

さらに、丸型ヘッドランプや5スロットグリル、クラムシェルボンネットフードなど、歴代ジムニーのデザインを随所に取り入れているのも特徴である。

新型ジムニーシエラは、樹脂製のオーバーフェンダーやサイドアンダーガーニッシュを装備し、よりワイルドな印象としている。

ボディカラーは、新型ジムニー・ジムニーシエラともにモノトーンを9色用意。悪天候の中でも目立つキネティックイエローと、自然と一体化することができるジャングルグリーンの2色を新色として設定した。

ルーフをブラック塗装にした2トーンルーフは、新型ジムニーは4パターン、新型ジムニーシエラは3パターンの設定があり、ジムニーに関してはボンネットとAピラーまでブラック塗装したブラックトップ2トーンも選ぶことができる。

シンプルかつ機能性を重視したインテリア

新型ジムニー・ジムニーシエラのインテリアもエクステリア同様、シンプルで機能性を重視したデザインとしている。

インテリアカラーをブラックとすることで運転に集中できる空間とし、各種スイッチを大型化してグローブをはめていても容易に操作できるようにした。

シートは先代モデルより70mm幅が拡大し、乗り心地が向上。上級グレードでは、シートの表皮を撥水加工を施している。

新型ジムニーと新型ジムニーシエラの内装はほぼ同じ。違うのはメーターのジムニーは140km/Lスケール、ジムニーシエラが180km/Lスケールになるという点だ。

新設計のラダーフレーム採用で剛性アップ

新型ジムニー・ジムニーシエラは、新設計のラダーフレームを採用した。X(エックス)メンバーと前後にクロスメンバーを追加したことで、ねじり剛性が先代モデル比で1.5倍向上。さらに、車体とラダーフレームをつなぐボディマウントゴムを新設計して、乗り心地や操縦安定性がアップした。

新型ジムニーのサスペンションは、伝統の3リンクリジッドアクスル式を採用し、悪路でも優れた接地性とロードクリアランスを確保。過酷な環境にも耐えうる構造とした。

さらに路面の状況に応じて2WDと4WDを切り替える機械式副変速機を採用。先代モデルではスイッチ式だったが、新型ジムニーではシフト式に変更されている。4WDでは、4H(高速)・4L(低速)のモード切替が可能で、4Lでは通常の2倍の駆動力を発揮して急な上り坂や悪路走破性を高めている。

また、ヒルホールドコントロールやヒルディセントコントロールを標準装備するなど、悪路での走破性を重視した機能・装備を満載している。

縦置きFRレイアウトのエンジン

新型ジムニーに搭載されるのは、専用チューニングを施したR06A型ターボエンジンだ。排気量は軽自動車なので660cc、最高出力は47kW(64PS)/6000rpm、最大トルクは98N・m(9.80Kgf・m)/3500rpmを発揮する。

一方の新型ジムニーシエラは新開発のK15B型エンジンを搭載する。排気量は先代ジムニーシエラの1.3リッターから1.5リッターに変更され、これまで以上にパワフルな走りが楽しめる。最高出力は75kW (102PS) /6000rpm、最大トルクは130N・m (13.30Kgf・m) /4000rpmとなる。

エンジンは、縦置きに配置したFRレイアウトを採用。エンジンをフロントタイヤより後方に配置することで、悪路走行に有利な対障害角度を確保している。

なお、トランスミッションは、新型ジムニー・ジムニーシエラともに、全てのグレードで5速MTと4速ATの設定がある。

予防安全技術「スズキセーフティサポート」も装備

新型ジムニー・ジムニーシエラでは、スズキの予防安全技術「スズキセーフティサポート」を搭載するなど安全装備を充実させた。衝突被害軽減ブレーキのデュアルセンサーブレーキサポートを始め、車線逸脱警報機能、ハイビームアシスト、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、誤発進抑制機能(4ATのみ)が装着される。スペーシアで実装された標識認識機能も採用され、車両進入禁止に加えて最高速度とはみ出し通行禁止の認識機能も追加された。

これらの先進安全装備は最上級グレードには標準装備、それ以外のグレードにはオプションで装着することができる。

20年ぶりのフルモデルチェンジで様々な面で大きな進化を遂げた新型ジムニー・ジムニーシエラ。無骨なデザインや卓越したオフロード性能など、ジムニーファンを虜にする要素を存分に盛り込み、評価も上々のようだ。

今後、カスタムパーツが豊富に取り揃えられることも予想される新型ジムニー・ジムニーシエラは、今年一番の注目モデルと言っても過言ではないだろう。

[TEXT:オートックワン編集部/PHOTO:オートックワン編集部・原田淳]

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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