価格は1億超え! 日産GT-R 50周年記念のカスタムカーを台数限定で市販化へ

およそ50台の少量生産、製造はイタルデザイン社が担当

2018年6月、突如として公開され話題を呼んだ日産 GT-Rのプロトタイプカー「Nissan GT-R50 by Italdesign」。GT-Rとイタルデザイン社の50周年を記念して、GT-R NISMO 2018年モデルをベースに開発された同モデルは、開発、設計、製造をイタルデザインが手がけ、内装・外装デザインは、ロンドンの日産デザインヨーロッパと日産デザインアメリカが担当している。

単なるプロトタイプにしては異様なくらいの完成度に注目が集まっていたが、日産は2018年7月9日、Nissan GT-R50 by Italdesignを将来的に台数限定で発売する可能性があると発表した。

価格は約90万ユーロ(約1億1700万円)から。50台以下がイタルデザイン社で少量生産される見込み。内外装の仕立てなどはユーザーの好みに合わせ個別にオーダーすることも出来るようだ。

世界初公開は、7月12日に英国チェスターで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの会場となる。

■参考:

カッコよすぎ!50周年を祝う特別なGT-R プロトタイプを日産とイタルデザインが制作[2018/6/29]

7月12日、英国・グッドウッドにて世界初公開

「Nissan GT-R50 by Italdesign」は日産とイタルデザインが初めて提携したことにより誕生したプロトタイプで、GT-Rとイタルデザインがそれぞれ2019年、2018年に迎える生誕50周年を記念するモデル。

日産のアルフォンソ・アルバイサ専務執行役員(グローバルデザイン担当)は『グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、両社が50年間お客さまの夢を常に鼓舞しつづけたことを祝福する、パワーと芸術性の融合である「Nissan GT-R50 by Italdesign」をお披露目するのに理想的なイベントです。このプロトタイプモデルと同様に、グッドウッドはクルマのデザインやパフォーマンスを讃え、過去と未来の独創的な自動車への耽溺、そして愛にあふれています。だからこそ、人々の想像力をかき立て、夢を膨らませるこのプロトタイプ車を出展するのに最高の場所なのです』 と述べた。

日産では「Nissan GT-R50 by Italdesign」はグッドウッドを皮切りに今後数か月の間に世界各地でお披露目される予定があると発表。ユーザー向けに本プロトタイプから創意を得た車両を限定生産する可能性があることも明らかにした。50台以下の車両がユーザーそれぞれの好みにあわせて仕立てられ、イタルデザインが生産することになる見込み。価格はおおむね90万ユーロ~と想定される。

>>夢の1億超えGT-Rを画像でもっと見る!

ニスモの手作業により最高出力720ps、最大トルク780N・mまで性能アップ

最新のGT-R NISMOをベースに、欧州スタイルの感性でつくりあげられた「Nissan GT-R50 by Italdesign」は、力強さにイタリアならではのクラフトマンシップとテイラーメイドが組み合わされている。そのデザインは、ベース車を最大120PSも上回る特別なパワートレインとアップグレードしたシャシーやドライブトレインが実現する高性能に裏打ちされる。

本プロトタイプの開発、設計、製造はイタルデザインが、そして独創的でキレのよい外装・内装デザインは、ロンドンの日産デザインヨーロッパと、日産デザインアメリカが担当した。

ボンネット上に鎮座するパワーバルジ、シャープなLEDヘッドライト、低いルーフラインやフロントフェンダーの特徴的なエアアウトレットの「サムライブレード」などがその存在感を際立たせ、大きな可変式リアウイングが、全体の印象を引き締め「リキッドキネティックグレイ」塗装仕上げのエクステリアカラーリングは、50周年記念として「エナジェティックシグマゴールド」がアクセントになっている。

インテリアはモダンで高性能な系譜を受け継ぎ、センターコンソール・インストパネル・ドアの内張りには2種類の異なるカーボンファイバーが、シート素材には黒のアルカンターラと、同じく黒のイタリア製レザーを採用。さらに、エクステリアにあわせてコックピットにはゴールドのアクセントが散りばめられている。

「Nissan GT-R50 by Italdesign」は、デザインだけでなく、さらなるパフォーマンスも追及した。GT3での経験を活かしてニスモで手作業によって組み立てられる3.8リッターV6 VR38DETTエンジンは、最高出力720ps、最大トルク780 N・mを発生する見込み。またこのパワーに対応するため、新しいビルシュタイン製サスペンションとブレンボ製ブレーキを採用した。

イタルデザイン・ジウジアーロのヨルグ・アスタロッシュCEOは『イタルデザインには、お客さまの夢を実現してきた長い歴史があります。私たちは今回、日産をパートナーとして迎え、夢のGT-Rを実現しました。両社の目指すところは、この「車のモンスター」がほどなくして50名の選ばれしエンスージアストの生活に新たな彩りをもたらすことです」と述べた。

Nissan GT-R50 by Italdesign makes world debut at Goodwood Festival of Speed(日産公式動画)

Nissan GT-R50 by Italdesignの主要スペック

ベースモデル:GT-R NISMO

全長×全幅×全高:4784×1992×1316mm(ベース車:4690×1895×1370mm)

ホイールベース:2780mm

エンジン:3.8リッター VR38DETT

最高出力:720ps(予定)/7100rpm

最大トルク:780N・m(予定)/3600-5600rpm

ドライブトレイン:フロントエンジン/リアトランスアクスル4WD

ギヤボックス:強化デュアルクラッチ6速シーケンシャルギヤボックス

サスペンション:Bilstein DampTronic

ブレーキ:ブレンボ製2ピースフローティングドリルドディスク

Lフロント:6ピストンモノブロックキャリパー

Lリア:4ピストンモノブロックキャリパー

ホイール:フロント 21×10J/リア:21×10.5J

タイヤ:ミシュラン パイロットスーパースポーツ(フロント:225/35R21/リア:285/30R21)

日産/GT-R
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新車価格:
1,444.3万円3,061.3万円
中古価格:
612.2万円23,480万円

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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