アウディ 新型S4/S4アバントを発売…新開発のV6ターボエンジンを搭載・価格839万円から

アウディ 新型 S4

アウディのS4セダンS4 Avant(アバント)がフルモデルチェンジし、10月25日より受注を開始した。なお、納車は12月下旬以降の予定となる。

消費税込の価格は、新型S4が839万円、新型S4 Avantが868万円。

今回、新たに新開発のV6ターボエンジンを搭載。また新開発の燃焼方式と過給システムにより高性能と高効率を両立させた。そして安全面も改良され、アシスタンスシステム「アウディプレセンス」の機能がさらに拡張された。

それでは新型S4/S4 Avantについて詳しく見て行こう。

新開発の3.0 TFSI エンジン ~効率とパワーを両立させた新しい燃焼方式“Bサイクル”~

アウディ 新型 S4 Avant

新型S4/S4 Avantが搭載する3.0 TFSIエンジンは、Bサイクルと呼ばれるアウディ独自の燃焼方式を採用しており、従来型に対しパワーとドライバビリティを大幅に向上させる一方で(パワーは15kW/21PS、トルクは60Nmアップ)、燃料消費も低く抑えている(JC08燃費は従来型の12.6km/Lから12.7km/Lに若干向上)。

同時に過給方式も、従来のスーパーチャージャーからターボチャージャーに代え、トルクとレスポンスを改善。シリンダーブロックをアルミ化するなどして、エンジン単体の重量を従来型比14kgも削減した。

通常走行時エンジントルクを前40:後60の割合で分配するquattroフルタイム四輪駆動システムには、トルクベクタリング、リアスポーツディファレンシャル(オプション)といったシステムやメカニズムを加えることで、トラクションと敏捷性をさらに最適化している。

前後ウィッシュボーン式のサスペンションは、Sモデル専用のスポーティなセッティングにより、車高を通常のA4比20mm下げた。

新型S4/S4 Avantのエクステリアとインテリア

アウディ 新型 S4

アウディのSモデルの伝統に則って、新型S4/S4 Avantのエクステリアは、スポーティではあるものの、仰々しさが抑えられた。

エクステリアで専用デザインとなっているのは、シングルフレームグリル、バンパー、エアインレット、サイドシルのほか、アルミ調の仕上げがなされたサイドミラーハウジング、アルミカラーのリアディフューザーに収まった合計4つのテールパイプなど。さらに、フェンダーのV6Tのロゴ、グリルとトランクリッド(テールゲート)に設置されたS4のロゴ、及び18インチもしくはオプションの19インチホイールなどが、通常のA4との識別点になっている。

また、通常のA4ではオプション設定となっているLEDヘッドライト及びLEDリアコンビネーションライトが標準装備されており、さらにオプションでマトリクスLEDヘッドライトも選択することが可能。LEDリアコンビネーションライトには、ダイナミックターンシグナルの機能が備わっており、マトリクスLEDヘッドライトを選択した場合には、ヘッドライトにも同じ機能が備わることになる。

なお、エクステリアカラーは全部で7タイプ設定されており、そのうちナバーラブルーメタリックはSモデル専用に開発された新色で、ミサノレッドパールエフェクトもSモデル専用のカラーとなっている。

アウディ 新型 S4

インテリアでは、ブラックのヘッドライニング(天井材)、カーボンアトラスのデコラティブパネル、ステンレス製のペダル/フットレスト、Sモデルのロゴが入ったアルカンタラとレザーのコンビスポーツシートなどを採用した。

Sモデルのロゴは、ステアリングホイール、シフトゲートノフレーム、ドアシルガードにも設置されており、同じくSモデルのロゴが描かれたメーターパネルは、オプションのバーチャルコックピットを選択した場合でも、専用の画面デザインで提供される。

さらに充実した安全のためのアシスタンスシステム

アウディ 新型 S4 Avant

A4シリーズのトップバージョンとして、新型S4/S4 Avantには快適性や安全性に関わる最新テクノロジーもふんだんに搭載されている。

アシスタンスシステムについては、新型A4やQ7などに採用されている衝突防止システム、アウディプレセンスの機能をさらに拡張し、前方だけでなく、後方や側方もセンサーやカメラを使って常時監視するようにしている。

同じく標準搭載されているトラフィックジャムアシスト付きアダプティブクルーズコントロールは、渋滞時にアクセル、ブレーキに加えてステアリング操作まで代行する便利なシステムで、将来の自動運転につながる先進テクノロジーとして注目を浴びている。

操作システムやインフォテイメントシステムについては、最新のナビゲーション機能を備えたMMIシステムを搭載。バーチャルコックピットやヘッドアップディスプレイといった先進機能も、S4としては初めて、オプション設定されることになった。

主要諸元と価格

アウディ 新型 S4

▲新型S4

全長×全幅×全高:4,745mm×1,840mm×1,410mm

車両重量:1,680kg*1

価格:8,390,000円(消費税込)

アウディ 新型 S4 Avant

▲新型S4 Avant

全長×全幅×全高:4,745mm×1,840mm×1,435mm

1,690kg*2

価格:8,680,000円(消費税込)

■共通

ハンドル位置:右/左

ホイールベース:2,825mm

JC08モード燃費:12.7km/L

総排気量:2,994cc

エンジン種類:V型6気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャー

最高出力:260kW(354PS)/5,400-6,400rpm

最大トルク:500Nm/1,370-4,500rpm

駆動方式:クワトロ(フルタイム4WD)

トランスミッション:8速ティプトロニック

タイヤ:245/40R18

*1:スポーツディファレンシャル付の場合+20kg、サンルーフ付の場合 +20kg

*2:スポーツディファレンシャル付の場合+20kg、パノラマサンルーフ付の場合 +30kg

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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