フォルクスワーゲン ゴルフGTI 実燃費レビュー【vol.5 400-500km】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
高レベルの走行パフォーマンスと快適性・省燃費性能
300-400kmの区間燃費が10.6km/Lに向上したのは、渋峠からずっと下りだったからだろう。
しかし、八ッ場ダムから榛名山、伊香保温泉へは再び登りとなり、さらに気持ちよく走らせてもらったことで多めにガソリンも使ったはずだ。しかし、あれだけペースを落とさずにGTIらしく走ったのにもかかわらず10km/Lを割らなかったと考えれば、その燃費の良さに驚かされる。
禁欲的な“エコ運転”を行って燃費が良くなるのは、誤解を怖れずに言えば、当たり前のことだ。燃費の数字を上げることをほとんど考えず、というかそんなことを考えるよりも気持ちのいい走りっぷりを堪能したのにもかかわらず、10.6km/Lも走ってくれた。
ゴルフGTIへのリスペクトの気持ちが一気に高まった。省燃費とクルマの楽しみ、長距離での快適性とパフォーマンスをとても高いレベルで拮抗させることに成功している。
そして、400-500km区間は関越自動車道の上里サービスエリアから後楽園前まで。0-100km区間の復路だ。0-100km区間の燃費が13.1km/Lだったのに対して、400-500km区間は11.6km/L。1.5km/Lもの開きがある。
ペースの違いと、上里サービスエリアから5キロの渋滞に巻き込まれたからだろう。あの渋滞がなければ、燃費はもっと良かったはずだ。
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