雪道上等!ミニバンとSUVの融合モデル、冬の風物詩 デリカD:5 シャモニー【徹底解説】(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
冬本番!走破力の高さでSUVが大人気
いよいよ冬が到来した。スキーに出かけることも考えて、走破力の高いクルマを探している読者諸兄も多いと思う。
悪路の走破力が高いクルマとして、最近はSUVが人気を高めている。ホンダヴェゼル、日産エクストレイル、トヨタハリアーなどが代表車種で、サイズの大きなタイヤを装着することにより、雪道や悪路の走破力が高い。しかもSUVは外観も野性的でカッコ良く、一種のファッションとしての魅力を感じさせる。
そしてSUVはボディの上側、つまり居住空間がワゴンや5ドアハッチバックに準じた形状だから、快適に乗車できて荷物も積みやすい。『実用的なクルマが欲しいが、楽しく使えてカッコイイことも大切』と考えるユーザーにSUVが受け入れられている。『実用性+楽しさ&カッコ良さ=SUV』という方程式が成り立つわけだ。SUVにはトヨタランドクルーザー、三菱パジェロのようなオフロードモデルもあるから、幅広いニーズに対応している。
ファミリーユースに人気のミニバンにSUV機能を備えた車種は
一方、実用性を重視するファミリーユーザーにはミニバンの人気が高い。先ごろフルモデルチェンジを受けた日産セレナを筆頭に、トヨタヴォクシー/ノア/エスクァイア、ホンダステップワゴン、コンパクトなトヨタシエンタや新型のホンダフリードなど、さまざまな車種が用意されている。
SUVとミニバンの高人気を踏まえると、この両方をミックスしたミニバンベースのSUVがあるとニーズに合うだろう。家族や友人と一緒にスキーに出かける時などに快適で、走破力も高いから雪道も安心して走れる。
ミニバンも4WDを搭載したグレードを用意しているが、走破力の高いSUVの機能を備えた車種になると、ラインナップは意外に限られてしまう。三菱デリカD:5と、スバル エクシーガ クロスオーバー7程度だ。
ミニバンの機能は、背が高く広い室内空間を備えたデリカD:5が優れている。しかも2016年11月にデリカD:5の特別仕様車として「シャモニー」が加わったので、その魅力を改めて探ってみたい。
この記事にコメントする