autoc-one.jp 記事・レポート お役立ち 自動車購入ノウハウ オープンカーの呼び方って何種類あるの?違いは? カブリオレ、コンバーチブル、ロードスター、スパイダー…それぞれの意味を解説!

自動車購入ノウハウ 2018/4/25 10:34

オープンカーの呼び方って何種類あるの?違いは? カブリオレ、コンバーチブル、ロードスター、スパイダー…それぞれの意味を解説!

ミニコンバーチブル
アバルト 124スパイダー vs マツダ ロードスターBMW新型2シリーズ コンバーチブルジャガー Fタイプ コンバーチブルメルセデス・ベンツ オープンモデルの「SLK」画像ギャラリーはこちら

オープンカーにはベース車がある車と、オープン専用設計車の2種類があります

ランドローバー イヴォーク コンバーチブル

ルーフがない、もしくはルーフが開く車をオープンカーと呼ぶのは皆さんご存知だと思います。では、オープンカーの名称はメーカーによって何種類あると思いますか? 

カブリオレ、コンバーチブル、ロードスターまでは知っているかもしれません。スパイダーやスピードスターの名を冠するオープンカーがあるのはご存知でしょうか。オープンカーに関連するそんな基礎知識をこれからご紹介します。

オープンカーにはルーフのある車をベースに開発した車と、オープン専用設計のボディを開発した車の2種類があります。

ベース車のあるオープンカーはカブリオレやコンバーチブル

ベース車のあるオープンカーはカブリオレやコンバーチブルと呼ばれます。よく見かける車を例にすると、VWザ・ビートルをベースにしたオープンカーは「ザ・ビートル・カブリオレ」、ミニ3ドアをベースにした車は「ミニコンバーチブル」の名称で販売されています。

どちらもベース車両はルーフがある車で、2ドアではありますが後部座席も用意されています。カブリオレやコンバーチブルと呼ばれる車両は、オープンカー専用設計の車に比べてやや実用性が高いのが特徴です。

専用ボディが与えられたオープンカーがロードスターやスパイダー

一方、オープンカー専用設計のボディが与えられた2ドア・2シーターの車はロードスターやスパイダーと呼ばれています。「マツダ ロードスター」やマツダ ロードスターの兄弟車の「フィアット 124スパイダー」をイメージしていただければいいでしょう。

Q:カブリオレ、コンバーチブルと呼ばれるオープンカーの違いとは?

A:カブリオレはフランス語やドイツ語圏、コンバーチブルは英語圏で使われる名称です

ジャガー Fタイプ コンバーチブル

カブリオレ(Cabriolet)はフランス語の言葉で、元々は屋根が開閉できる幌馬車を指す言葉でした。なお、カブリオレはドイツ語ではカブリオ(KCabriolett)となります。

コンバーチブル(convertible)は「変えられる」や「改造できる」という意味の英語から来ています。屋根のある状態から屋根無しに変えられることからコンバーチブルと呼ばれるようになりました。

ドイツ車やフランス車のオープンカーがカブリオレ。アメ車や英国車がコンバーチブルと呼ばれると考えてください。ちなみに、古い英国車には天井がないことを意味するドロップヘッド(Drophead)という名称が与えられていた車もあります。最近はドロップヘッドという名称は使われていません。

カブリオレとコンバーチブルには構造や装備に大きな違いはなく、どこの国のメーカーなのかで名称が違うと思っていいでしょう。同じ車でも販売する地域によってカブリオレとコンバーチブルの名称を使い分けている、BMWのようなメーカーもあります。

メルセデス・ベンツ SLKはカブリオレだけれどロードスター?

メルセデス・ベンツ オープンモデルの「SLK」

特殊な例ですが、メルセデス・ベンツ SLKは上級オープン2シーターのSLをコンパクトにした位置付けですが、メーカーはSLKのキャラクターを説明する際にロードスターと表現しています(正式名称にロードスターの名前は入っていません)。

SLKは厳密に言えばカブリオレになりますが、兄貴分のSLもスポーツカーであることをイメージさせるためにロードスターと表現されており、SLKもカタログやWebサイトではロードスターと説明されています。

同じメルセデス・ベンツでもEクラスやSクラスにはカブリオレの名称が与えられた車があるので、SLKは車のキャラクターを伝えるため、あえてカブリオレの名称をつけていないのでしょう。

Q:ロードスター、スパイダーと呼ばれるオープンカーの違いとは?

A:どちらも同じ。しかし、スポーツカー色が強い車はロードスターと呼ばれがち

アバルト 124スパイダー vs マツダ ロードスター

そもそもロードスター(Roadster)は屋根のない幌馬車を指す言葉で、走行性能の高さを意味する言葉ではありません。しかし、道なき道を行く馬車、新しい場所を切り拓くイメージを連想するからでしょうか。どのメーカーでも特別なモデル、走行性能が高いモデルにロードスターの名称が与えられることが多いです。

ちなみに、ロードスターは2ドア・2シーターのオープンカーだけを指す言葉ではありません。メルセデス・ベンツ SLのようにルーフのある車を表現するのにロードスターの言葉が使われたり、バイクのモデル名称に使われたりもしています。

スパイダーはロードスターと同様に2ドア・2シーターのオープンカーに与えられる名称です。スパイダーの名を冠するオープンカーはフィアット 124スパイダーやアルファロメオ アルファスパイダーなど、イタリアの車に使用されることが多いのですが、ポルシェの ボクスタースパイダーのようにドイツ車に採用されることもあります。

ポルシェにはスピードスターの名が与えられたオープンカーも

ポルシェ 718ボクスターS

2ドア・2シーターのオープンカーを指す言葉はロードスターやスパイダーだけではありません。例えば、ポルシェではスピードを出す車を意味する「スピードスター(Speedster)」という名称が与えられたモデルがありました。ちなみに、ポルシェの人気車種である ボクスター(Boxster)は「水平対向エンジン(Boxer Engine)搭載のスピードスター(Speedster)」であることからBoxerとSpeedsterを掛け合わせてボクスターの名が与えられています。

イタリア車にはバルケッタと呼ばれるオープンカーもあります

488スパイダーがべースのフェラーリ J50

イタリアではスパイダー以外に専用ボディを持つオープンカーに「バルケッタ」の名称がつくこともあります。フィアット バルケッタやフェラーリ 550バルケッタ ピニンファリーナなどですね。バルケッタはイタリア語で小舟を意味する言葉で、小型、軽量、屋根がないことをイメージさせるためバルケッタの名称が与えられています。

昔の車にはオープンカーが多かった?

トヨタ博物館展示のクラシックカー

車の誕生は馬車に蒸気機関やガソリンエンジンを載せた乗り物まで遡ることができます。当時の車は屋根が無かったり、あっても開閉式の幌がついていたりと今のオープンカーに通じる車が多くありました。

風雨や寒さを凌ぐため、転倒時の安全性などから車のボディが進化し、今のようなしっかりした屋根のあるボディ構造の車が進化してきたのです。

安全性、積載性、乗車定員など、使い勝手を追求すればオープンカーを選ぶ理由はありません。走行性能を求めとしても、ルーフのある頑丈なボディのあるスポーツカーが選ばれるでしょう。オープンカーは利便性や単純な性能ではない、車が持つ楽しさ、デザインの良さにフォーカスした特別なモデルです。少々の不便さも魅力と捉え、楽しんで欲しい車です。

>>マツダ ロードスター 歴代モデル(NA・NB・NC型)試乗レポート

>>マツダ 新型ロードスター RFとソフトトップ、どちらが買いなのか!?

>>アバルト 124スパイダー vs マツダ ロードスター どっちが買い!?2シーターオープンスポーツカーを徹底比較!

>>マツダ ロードスターと光岡 ヒミコとアバルト 124スパイダーを比べてみた

>>アウディ R8スパイダーに試乗|過激なのに扱いやすいオープンスーパースポーツ

>>編集部女子が選ぶ「彼氏に乗ってほしいクルマランキング2017」【スポーツカー編】

マツダ ロードスター の関連編集記事

マツダ ロードスターの新車記事の一覧。新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、オートックワンがお届けする最新の自動車記事をご覧になれます。

マツダ ロードスター の関連編集記事をもっと見る

マツダ ロードスター の関連ニュース

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!