マニュアル車は高く売れる!より高い査定額を引き出す方法をご紹介

  • 筆者: MOTA編集部

世界一マニュアル車率が低い日本の中古車査定事情

かつては多くの車種にラインナップされていたマニュアル車ですが、今ではごく限られた車種にしかラインナップされていません。免許取得のプロセスが増えるマニュアル車は以前にも増して、運転を楽しむ人向けの限られた選択肢となっており、日本で販売される新車の90%以上がAT車(CVT含む)となっています。

ちなみにこの比率は世界でも第1位といわれており、それだけ日本においてはマニュアル車が珍しいということです。かつてマニュアル車の多かった高性能スポーツモデルも、変速スピードの上昇を目的に、多段化したATを採用するようになりました。

そんな中、今乗っているマニュアル車の中古車市場における価値はどのようなものになるのでしょうか。

人気で希少なマニュアル車は査定で高値が期待できる

マニュアル車の魅力といって真っ先に浮かぶのは、自分でクラッチを繋いでシフトを操作する運転の楽しさでしょう。

いかに最新モデルがパドルシフト付きの多段ATを採用していても、こと一度マニュアル車の魅力を知った人には、なかなか代替の効くものではありません。

また、近年はマニュアル車が新車市場だけでなく中古車市場においても少なくなってきました。

需要があるのにも関わらず供給が少なく、希少性が上がっているという背景もあり、中古車市場における価格の高騰がみられます。

依然としてマニュアルのスポーツモデルは人気

マニュアルシフト搭載のスポーツモデルは特に高い需要があります。

今では新車で買えるマニュアル車は非常に限られており、中古でもいいからマニュアル車に乗りたいと思う人は一定数存在するからです。

特に人気車種のスポーツグレードや生粋のスポーツカーのマニュアル搭載モデルは、市場で高値で取引される傾向があり、オートマ車に比べてマニュアル車のほうが数万円~数十万円高くなるケースもあります。

マニュアル車のほうがレアな場合はなおさらです。

トヨタ 86を例に実際の価格を比べてみる

参考までにトヨタ 86を例に取り、オートマ車マニュアル車の中古車相場を見てみましょう。

余計なノイズを除くために「走行距離短い順」且つ「カスタムカーを除外」した際の中古車上位10件の平均価格は下記のようになりました。ここから分かる通り、スポーツモデルのマニュアル車はオートマ車よりも市場で高値で取引されていることがわかります。

トヨタ86 オートマ車の平均中古相場:235万円

トヨタ86 マニュアル車の平均中古相場:266万円

差額:+31万円

※掲載されている中古車の情報は随時変更されます。本データは原稿執筆時点のものになります。

マニュアルのスポーツモデルの査定額をさらにアップさせるポイント

先に書いたとおりマニュアルシフト搭載のスポーツモデルは市場で高値で取引される傾向にありますが、業者によっては適正に評価できなかったり、あえてしないで安く買い取ろうとしたりする場合もあります。

すべての車種においてマニュアル車のほうが希少で人気かといえば例外もあるため、見極めが難しい点でもあります。また下取りの場合は特に、その車種の希少性や趣味性の評価が過小になされる場合もあるので注意が必要です。

また、下記のポイントを押さえることで、いま乗っているマニュアル車をより高く売れる可能性がアップします。中には今からできることもあるので、ぜひ試してみてください。

マニュアル車とオートマ車の中古車価格相場を比較する

同じ車種でマニュアル車とオートマ車がある場合、その中古車の価格相場をインターネットで調べてみましょう。

これによりマニュアル車のほうが高価なのか、市場価格にどれくらいの差がつくのかをおおよそ把握することができます。年式の古い中古車だと状態の善し悪しで値段が大きく上下して比較しづらい場合もありますが、その際は同じ条件(年式、走行距離、色、修復歴の有無)で何台かピックアップして比べるのがおすすめです。

これでマニュアル車のほうが平均◯万円高いということがわかれば、査定の際に強気で臨むことができます。

状態が良ければ査定でプラスの価値になる

スポーツモデルにおいて大事なのは、状態の良さです。

車種の特性がスポーツ寄りであればあるほど、また新車時の価格が低いほど、モータースポーツや過激な走行で車体にダメージを受けていたり、荒く乗られたりしていると思われてしまいがちです。

普段から綺麗に乗っている場合はその点が高評価に結びつくので、積極的に業者にアピールしましょう。

社外パーツは査定で評価アップに繋がることも。商談時にしっかりアピールしよう

スポーツモデルの場合、内外装や走りに関する部分に社外パーツを装着し、性能や見た目を良くすることも多いと思います。

この場合、車種や業者によって評価が上がる場合と下がる場合がありますが、どのみち査定時に発覚するので、むしろ積極的にアピールしましょう。スポーツモデルや改造車に強い業者は往々にして評価を上げてくれる場合が多いので、そのような業者を見極めるのも大切です。

また、取り外した純正パーツをきちんと保管しておくことも買取価格アップのポイントです。

クラッチの傷みはマイナスだが、交換済みだと査定にプラスになる

またマニュアル車の場合、クラッチを自分で操作するので、操作方法によってはクラッチが傷みやすいという欠点があります。

もしクラッチが傷んで交換した場合、反対に買取額アップのポイントになるので、積極的にアピールしましょう。なお、査定額アップのためにクラッチ交換をするのは、ほぼ確実に損になってしまうので控えるのが懸命です。

クラッチ交換の費用は、それによって上昇する買取額よりも確実に高く付いてしまいます。


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非スポーツモデルのマニュアルモデルは査定で苦戦する可能性大

なおスポーツモデルではない普通の乗用車・商用車の場合は、残念ながらマニュアル搭載で評価が上がることはあまりありません。

余程好きな人であれば積極的に買うかもしれませんが、中古車市場では基本的に、需要のある車とはみなされておりません。が、レアな車種であることをアピールすれば、業者によっては高く買ってくれる可能性もあるかもしれません。

非スポーツモデルのマニュアル車は海外転売で人気が出る場合も

非スポーツモデルのマニュアル車は国内市場でこそ人気が出づらいですが、海外では一定の需要があります。

そもそも海外では日本のように車検制度が無く“とりあえず走れば値段がつく”という国も多いため、日本で過走行と言われる10~20万キロオーバーの車両にも値段がつきます。

これに加え海外はマニュアル車が当たり前なので、マニュアル車だから値段が下がるということがありません。むしろオートマ車の普及率が低く、パーツも手に入りづらいため、マニュアル車のほうが安心感があるという面もあります。

そんな背景から、非スポーツモデルのマニュアル車も業者によっては高く買い取ってくれる可能性があります。

マニュアル車は下取りでなく買取業者に査定してもらおう

マニュアル車を売る場合に大事なのが、ディーラーの下取りではなく、きちんと査定を受けて買取業者に売ることです。

マニュアル車を下取りに出してしまうと、市場における希少性、趣味性といった価値を加味してもらえず、本来の買取額よりも低い値段で買われてしまう可能性があります。

その点買取業者を利用すれば、その車の本来の価値をちゃんと評価してくれます。さらには一括査定サービスを利用して複数の業者の査定を受け、買い取り額を上げる方法もあります。

これからさらにレアになり、価格がさらに上がる可能性もある

今販売されている車種も、マイナーチェンジやグレード改変のタイミングでマニュアル搭載モデルが廃止になる可能性があります。

反対にマニュアル搭載モデルが新たに登場することはかなり珍しいので、今後どんどん貴重な存在になっていく可能性があります。今乗っているマニュアル車は可能な限り大事に乗り、高く買い取ってもらえるように備えましょう。


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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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