マツダ 新型アクセラスポーツ vs フォルクスワーゲン ゴルフ どっちが買い!?徹底比較(3/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:マツダ株式会社/和田清志/オートックワン編集部
【新型アクセラスポーツ vs ゴルフ 走行性能対決】
走行安定性は両車とも高水準に達するが、峠道などをスポーティーに走る時の優劣を競えばアクセラスポーツXDが勝る。速度を高めて曲がっても旋回軌跡を拡大させにくく、LSD(リミテッドスリップデフ)が装着されないのに、コーナーの脱出段階で高い駆動力を与えても内側の前輪が空転しにくい。路面をつかむ力を高めている。
ゴルフにはGTIも用意されるので、ハイラインの旋回性能はそこまで高くないが、アクセラスポーツに比べると軽快だ。車両重量も130kgほど軽く、運転感覚が馴染みやすい。そして車両を曲げることよりも後輪の接地性を重視するから、走行中の安心感も見劣りしない。
操舵に対する反応は、アクセラはマツダ車らしく微小舵角から正確。ゴルフは以前は扱いやすさを考えて切り始めを少し鈍く抑えていたが、現行型では正確性が高まって、結果的に機敏な動きに結び付いている。
乗り心地はアクセラは硬めの印象だ。それでも足まわりの伸縮性が優れ、路面の上を跳ねにくいから快適性を損なわない。いわゆる重厚な乗り心地に仕上げた。
ゴルフには柔軟性が伴い、アクセラよりもさらに快適に感じる。ただし先代型(6代目ゴルフ)の最終段階で登場した「ゴルフTSIトレンドライン BlueMotion(2012.2.8試乗レポート掲載)」には、追い付いていないように思う。先代TSIトレンドライン BlueMotionのタイヤは15インチ(195/65R15)だから一概に比較できないが、ボディ/足まわり/タイヤの相性が優れ、乗り心地は絶品といえるレベルだった。なので乗り心地については、現行ゴルフにも進化の余地が残されている。
【新型アクセラスポーツ vs ゴルフ 装備・機能対決】
装備はアクセラスポーツXDが充実しており、電動ガラスサンルーフまで標準装着した。安全装備も衝突回避の支援機能を充実。ミリ波レーダー/赤外線レーザー/カメラをセンサーとして備え、2車線道路などで後方を並走する車両も検知する。
一方、ゴルフは後方の車両には対応しないが、ドライバーの疲労を検知して警報を発する機能などが備わる。安全装備の充実度は両車ともに高い。
以上のようにアクセラスポーツXDは、高い動力性能と優れた燃費を両立させたクリーンディーゼルターボを搭載し、足まわりを含めて走行性能をバランス良く高めた。燃費の優れたスポーティーモデルと考えられる。
一方、ゴルフは内外装から運転感覚まで、さまざまな部分を上質に仕上げた。アクセラスポーツXDと違って日常的な移動のツールに位置付けられるが、乗車中の快適性を高めたことが特徴だ。
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