アウディ e-tron Vision Gran Turismoが秋葉原に登場! グランツーリスモスポーツのコンセプトカーがゲームの世界から飛び出した!

  • 筆者: 松田 タクヤ
  • カメラマン:松田 タクヤ(オートックワン編集部)

コンセプトカー Audi e-tron Vision Gran Turismoが現実世界に誕生

世界的に大人気のプレイステーション4用ゲームソフト、GRAN TURISMO SPORT(グランツーリスモスポーツ)。

誕生から約20年が経過したグランツーリスモシリーズの最新作であるグランツーリスモスポーツは、PlayStation4(プレイステーション4)が描く圧倒的なグラフィック能力を使い、まるで現実世界と見間違うほどリアリティある美麗なグラフィックと、実車の動きを極限まで追求したレースゲームだ。

グランツーリスモシリーズ最高のクオリティを誇る本作は、運転する楽しさを多くの人に伝え「モータースポーツを生まれ変わらせる」ことをコンセプトとして、ゲームソフト開発会社であるPolyphony Digital(ポリフォニーデジタル)が贈る意欲作である。

世界中の数多なる自動車メーカーやチューニングショップが参画している本作には、ゲームの世界でしか再現できないようなバーチャルコンセプトカーも数多く登場する。

「ゲーム内のコンセプトカーはバーチャルワールドにしか存在しない」誰もがそう思うはずだが、アウディはいい意味でその思いを裏切った。

ゲーム内のコンセプトカーでしかなかった「Audi e-tron Vision Gran Turismo」を、アウディは一台限定でリアルワールドに生み出したのだ。

>>【画像ギャラリー】Audi e-tron Vision Gran Turismo Night In Tokyoにはマリコ様も登場!

「今でも車作りを楽しんでますか?」というメーカーに対するメッセージ

ここ日本で「Audi e-tron Vision Gran Turismo」が初披露されたのは、2018年8月4日に富士スピードウェイで行われたイベントだったが、その場に居合わせられたのはほんの一部の関係者のみだった。

関連記事:大人気ゲーム“グランツーリスモ“発のレーシングカー、篠田麻里子さんを乗せて富士スピードウェイを走る

今回秋葉原で行われたイベント「Audi e-tron Vision Gran Turismo Night In Tokyo」には多くの人が招かれたので、実質ここが日本初披露の場であったと言って良いだろう。

イベントに出席した、グランツーリスモの生みの親であるポリフォニーデジタル代表の山内氏は「グランツーリスモが生まれて約20年、グランツーリスモスポーツは今や全世界で550万人の方に愛されています。

FIA(国際自動車連盟)とタッグを組み、今後100年のモータースポーツを新しくデザインしようと5年前から始めたビジョングランツーリスモプロジェクトは、素敵なクルマが作られるきっかけが作れないかと考えたことが発端でした。

ビジョングランツーリスモをいざ始めてみると、単なるパートナーシップやコラボレーションという枠を越え、みなさんプロジェクトそのものを楽しんでくださりました。

僕が自動車メーカーに対して問いかけた『今でもクルマ作りを楽しんでますか?』というメッセージが、『いやいや、まだすげー楽しんでいるよ』というメッセージとして返ってきたんです。」とコメントした。

イベントには、バーチャルを現実にしたアウディの立役者たちが登壇

今回のイベントで登壇したアウディ ジャパン マーケティング本部長のシルケ・ミクシェ氏は「今回披露する『Audi e-tron Vision Gran Turismo』は、グランツーリスモ4のためだけに開発したバーチャルなクルマでしたが、アウディはそれを電気自動車として実車を作りました。

今日は、電気とゲームの聖地である秋葉原で特別な電気自動車を披露できることをたいへん嬉しく思います。」とコメント。

続けてスピーチを行ったアウディ AG ドライビングエクスペリエンス/モータースポーツマーケティング統括のクラウス・デメル氏は「『Audi e-tron Vision Gran Turismo』の制作で苦労した点は、ゲームに出てくるデザインのまま、レースで戦える性能と技術を盛り込むことでした。

通常のクルマ作りとは逆のプロセスを経なければいけませんでしたが、アウディのエンジニアたちの豊富な経験と、『何が何でも実車化したい』という強い気持ちが組み合わさったことで、このような最高のクルマが完成しました。」とコメントした。

スペシャルゲストの篠田麻里子さん「アウディが似合う女性になりたい」

さらに、スペシャルゲストとして登場したのは女優の篠田麻里子さんだ。

先日行われた富士スピードウェイの走行イベント先日行われた富士スピードウェイの走行イベントでは、レーシングドライバーのブノワ・トレルイエ選手が操る『Audi e-tron Vision Gran Turismo』の助手席に乗り、その性能をいち早く体験したという。

その時の体験を篠田さんは、「普通のレーシングカーと比べたら当然音は少ないんですけど、思ったよりモーター特有の低音が室内に響いてきて、とても迫力を感じました。

私は2年前に免許を取ったばかりで車に詳しくないんですけど、今回の『Audi e-tron Vision Gran Turismo』を体験したことで、クルマの未来を感じる事ができました。いつか、アウディが似合う女性になりたいなと思いました(笑)。」とコメントし、会場を盛り上げた。

「Audi e-tron Vision Gran Turismo」の登場で見たアウディの未来

今回リアルワールドに「Audi e-tron Vision Gran Turismo」を生み出したアウディのイベントに出席し、開発陣のコメントを通じて感じ取れたことは、「この電動レーシングカーを作ったのは遊びだけではない」ということだ。

アウディの持つ技術、そして数々のエンジニアたちの熱い想いから生まれた電動レーシングカーは、アウディが示すクルマの電動化への意気込みの集大成と言えるだろう。

世界中のメーカーが進める自動車の電動化へ向け、新たな一歩をいち早く踏み出したアウディ。「Audi e-tron Vision Gran Turismo」のようなクルマがサーキットや公道を埋め尽くす日は、そう遠い未来ではなさそうである。

[Text/Photo:松田 タクヤ(オートックワン編集部)]

Audi e-tron Vision Gran Turismoのスペシャルムービー

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筆者松田 タクヤ
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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