最高時速326km/hの新型マクラーレンはゴルフバッグも簡単に積める!?|マクラーレン 新型GT 発表会

  • 筆者: MOTA編集部
  • カメラマン:MOTA編集部

マクラーレンのニュータイプ! GTが登場

2019年6月20日、東京都・原宿にてマクラーレンの新型モデル マクラーレン GT(以下、GT)が発表された。価格は2645万円~(消費税込み)。デリバリーは2019年10月以降となる。

GTは従来のグランドツアラーの特性である実用性や快適性だけでなく、軽量化やスピードを追及した新モデルに仕上がっている。

GTの目立つ特長としては、前後にラゲッジスペースが設定されていることだ。ぱっと見たいした荷物は積めなさそうな印象だが、配置されたラゲッジスペース容量はフロント 150L/リア 420Lあり、バッグやスキー板、ゴルフクラブなども容易に収納することができる。

>>マクラーレン GTの内外装を画像で見る

なおマクラーレン GTは、同社が掲げるビジネスプラン「Track25」(2025年までに新型モデルを18車種投入、ハイブリッド化など)に基づいた第4車種目となる。

本イベントには、マクラーレン・オートモーティブ・アジア 日本支社代表 正本 嘉宏氏、チーフデザイナー ゴラン・オズボルト氏が登壇した。

新モデル GT 主な魅力

マクラーレン史上最速 スピードテールのDNA入りボディ

GTのデザインは、マクラーレン史上最速を誇るスピードテールのデザインも担当したオズボルト氏が手がけており、スピードテール譲りの軽量ボディを受け継いでいる。

カーボンファイバー構造のボディを主としたGTの車両重量は1530kg。グランドツアラーの中でも、もっとも重いとされている某競合モデルよりも200kg以上も軽いとされている。

全長は4683mmと、マクラーレンの中でも最長のモデルとなっており、従来のマクラーレン以上に流麗でスポーティな外観となっている。さらにガラス張りのCピラーとリアクォーターウィンドウを採用したことで、後方の視界を広くしたことで、居室に自然光が入りやすくなっている。

また内装は、標準装備のナッパレザー・トリムを施すことによって、上質な空間にされている。さらに2019年末にはカシミア素材がオプションに追加されるという。

グランドツアラーというセグメントだけあって、車内スペースは広く作られている。身長178cmの筆者が座ってもストレスを感じることはなく、むしろ座り心地も快適で、視界も良好だった。

グランドツアラーといいつつパワーはスーパーカー級

GTに搭載された4リッター V8 ツインターボエンジンは最高出力 620PS/最大トルク 630N・mを発揮。0-100km/h加速は3.2秒、0-200km/h加速は9秒、最高速度は326km/hとなっており、グランドツアラーというセグメントでありながらスーパーカー並みのパワーを持っているモデルだ。

会場の様子

薄暗く演出された会場では、目を光らせたGTがベールに包まれていた。正本氏のプレゼンテーション終了後、「常識を塗り替える、新しいグランドツアラーをご紹介致します」というセリフとともに、重低音の効いた強めのEDMが流れた。その後激しいライトアップとともに、ベールに包まれたGTに#10…#9とカウントダウンを示すライトが当てられた。

そして#0になると最後は報道陣に向けて強いライトが浴びせられ、視界の眩みが晴れた頃にはスタイリッシュかつスポーティなGTがアンベールされていた。

[筆者・撮影:MOTA編集部]

スペック

■全長×全高×全幅(ミラー展開時):4683mm×1213mm×2095mm

■ホイールベース:2675mm

■車両重量:1530kg

■エンジン:4リッター V型8気筒 ツインターボエンジン

■トランスミッション:7速+リバースSSG、コンフォート、スポーツおよびトラックモード

■最高出力:620PS/7500rpm

■最大トルク:630N・m/5500~6500rpm

マクラーレン・オートモーティブについて

マクラーレン・オートモーティブは2010年に設立され、現在はマクラーレン・グループ最大の企業である。製品ラインナップは、スポーツ シリーズ、スーパーシリーズおよびアルティメットシリーズの3つのカテゴリーから成り、全世界30のマーケットの80以上の正規販売店にて販売されている。

またマクラーレンの日本市場の重要度はどんどん高まっており、今では世界でのシェア度はUS、UKに続き日本が第3位になっている。また2019年5月には国内累計登録台数は1000台を突破している。

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筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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