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試乗レポート 2014/3/21 10:00

ボルボ V60 T5 R-DESIGN[新パワートレインDrive-E搭載・2014年モデル] 試乗/岡本幸一郎(2/3)

関連: ボルボ V60 , ボルボ S60 Text: 岡本 幸一郎 Photo: オートックワン編集部
ボルボ V60 T5 R-DESIGN[新パワートレインDrive-E搭載・2014年モデル] 試乗/岡本幸一郎

意外と価格帯も近い「T5」と「T4」、どっちが買い!?

ボルボ V60 T5 R-DESIGN[新エンジンDrive-E搭載・2014年モデル] 試乗/岡本幸一郎 1ボルボ V60 T5 R-DESIGN[新エンジンDrive-E搭載・2014年モデル] 試乗/岡本幸一郎 10

この「Drive-E」による新T5エンジンを搭載する「T5」は、S60/V60については、既存の「T4」や「T6」と置き換わるのではなく、両者の間を埋める新規モデルとして追加設定された。ただし、「T5」に設定されるのは上級の「SE」とスポーティな「R-DESIGN」のみで、「T4」にあるベースモデルはない。

「T6」は別格として、「T4」と「T5」の車両価格の差は25万円とそれほど大きくない。そして、エコカー減税が50%から75%(金額にして7万円以上!)になるため、実質的な出費の差は、さらに小さいものとなる。

加えてエンジンスペックも、最高出力が48kW[65ps]、最大トルクでは実に110Nm[11.2kgm]もの大差がついており、JC08モード燃費についても「T5」のほうが0.8km/Lも上回る。

どちらを推奨するかというのは、すでに結論が見えているような話だが、そこでさらに「T5」の優れたドライバビリティがダメを押す。価格差を補ってあまりがありすぎるほどの実力の持ち主である。

圧倒的に力強くスムーズなV60 T5の走り

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「T4」でも性能面で大きな不満はないが、やはり「T5」のほうが圧倒的に力強く、かつスムーズだ。エンジン自体の振動は極めて少なく、車内への透過音もよく抑えられていて、静粛性にも優れている。とにかくトルクの太さが段違いだ。

トランスミッションがDCTかATかという違いは大きく、トルコンの有無による扱いやすさの差は歴然としている。それでいて「T5」の新しい8速ATは、DCTと比べて遜色ないほどのダイレクト感もあるし、8段に刻まれたギアのシフトチェンジも極めてスムーズに行なわれる。

また、これまで未設定だったパドルシフトが、2014年モデルより、ようやく設定されたことも歓迎したい。

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スタート&ストップシステムについても、エンジン停止と再始動での音や振動が非常に小さく抑えられていて好印象だ。エンジンが停止してもトルコンの油圧を維持する機構があるため、再始動後の発進で待たされることもない。

「Drive-E」で新たに設定された「ECO+」モードを選ぶと、変速の制御が燃費重視となるほか、60km/h以上で巡航するとコースティングしたり、減速時に7km/hを下回るとアイドリングストップしたりするようになり、5%の燃費向上が見込める。これも「Drive-E」がもたらした新しい価値である。

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