ボルボ V60 T5 R-DESIGN[新パワートレインDrive-E搭載・2014年モデル] 試乗/岡本幸一郎(3/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
2014年モデルの進化を再確認
今回、試乗したのはV60 T5 R-DESIGNで、筆者が大変更を受けた2014年モデルのV60に乗ったのも初めてのことだが、全体的に前期型よりも大幅に洗練されていることを直感した。以前、前期型のT4 R-DESIGNに試乗した際には、乗り心地をかなり硬く感じたところ、今回ドライブしたT5 R-DESIGNはずっとしなやかで、より快適性が増している。
さらに、S60とV60のT5のみ新たに電動パワステを得たことで、持ち前の一体感のあるハンドリングは、より素直でスッキリとしたものになっている。任意にアシストレベルを選択できるのも、同機構ならでは。また、心なしか前期型よりもボディ剛性が増したように感じられた。
新パワートレイン「Drive-E」の更なる展開にも期待
とにかく今回、「Drive-E」の「T5」を試乗して、その完成度の高さには大いに感銘を受けた。ボルボでは今後、「Drive-E」において、ターボにスーパーチャージャーを加えた、さらなる高出力版や、反対にダウンサイジング版など、ガソリンとディーゼルで共通の基本アーキテクチャを用いた全8バリエーションをラインアップする予定という。
そのうちのすべてが日本に入ってくるとは限らないが、今回、「T5」の優れた走りを味わったことで、より一層、期待する気持ちが大きくなった次第である。
[レポート:岡本幸一郎]
ボルボ 新型 V60 T5 R-DESIGN[新パワートレインDrive-E搭載・2014年モデル] 主要諸元
全長x全幅x全高:4635x1865x1480mm/ホイールベース:2775mm/車両重量:1660kg/乗車定員:5名/ステアリング位置:右/駆動方式:前輪駆動(FF)/エンジン種類:インタークーラー付ターボチャージャー 直4 横置き DOHC 16V 直噴ガソリンエンジン/総排気量:1968cc/最高出力:245ps(180kW)/5500rpm/最大トルク:35.7kg-m(350N・m)/1500-4800rpm/ トランスミッション:ギアトロニック 電子制御8速AT/燃料消費率:14.4km/L[JC08モード]/タイヤサイズ:235/40R18/車両本体価格:5,090,000円[消費税5%込み]
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