試乗レポート

トヨタ新型アクア[2013年12月マイナーチェンジモデル] 試乗レポート／今井優杏(2/3)

公開日:2013/12/20 21:08 最終更新日:2013/12/20 21:08

筆者：今井優杏
カメラマン：島村栄二

トヨタ新型アクア[2013年12月マイナーチェンジモデル] 試乗レポート／今井優杏

トヨタ新型アクア[2013年12月マイナーチェンジモデル] 試乗レポート／今井優杏　1

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トヨタ新型アクア(2013年12月マイナーチェンジモデル)「AQUA G」[ボディカラー：ディープアメジストマイカメタリック]

じぇじぇじぇ！ついに低燃費新記録「37.0km/L」達成！

さて、その必死の戦いにまた新記録が樹立された。

今年発表され、その安価な車両価格と高い品質に大きな反響が寄せられた「ホンダフィット」のガチライバルにあたる「トヨタアクア」がマイナーチェンジを果たし、フィットが声を大にして宣伝してきた『36.4km/L』をさらりとかわして、世界最高燃費である『37.0km/L』を出して来たのである。

じぇじぇじぇ！！

その『0.6km/L』をメカニカルな部分で削るのがどれだけ難しいかは、近年のメーカー間燃費戦争の数字のみみっちさでご想像頂けると思うけども、今回のアクアの最高燃費達成には新しい技術を投入したというわけではない、というのがポイントだ。

エンジンのフリクション(＝摩擦)を低減するとともにモーターやインバーターなどの制御を見直した、ということで、恐ろしいことにこのモノスゴイ数字、既存のものでなんとかなっちゃってるんである。

なんというか…『ホンマはもっと最初からエエ燃費を出せたんやけども、のちのちのことを考えてテクノロジーの小出し化をしてみまひょか』とかいう大人のウラ事情が、モデル誕生以前からシナリオ的に存在したんではないか、と穿った見方をしてしまうほどである。

や、多分そんなことは絶対にありえないんですけどね、それくらいビックリしたっていうことだ。

[次ページへ続く]

クルマとしての完成度も大幅アップ

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筆者今井優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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