望月大地選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」(1/2)
- 筆者:
- カメラマン:今井優杏
―プリウスを選んだきっかけを教えて下さい。
プリウスを現場に乗って来た編集関係の方がいたんですよ。ドノーマルのプリウスだったんですが、その瞬間、その人への印象がガラっと変わったんです。
プリウスってハイブリッドカーだし、クリーンなイメージがある。大雑把に言えば「ちゃんとしてそうな人が乗るクルマ」。プリウスの持つ存在感はすごいな、と思い始めました
―それまでその編集関係の方にはプリウスに乗るようなイメージを持たれていなかった、ということでしょうか。
決してちゃんとしてない方というわけではないんですが(笑)、環境や燃費などには無頓着な人だと思っていたんです。
でもプリウスって、乗っているだけでそういうことをちゃんと考えています、という印象を人に与えることが出来るんですよね。
―確かに私も望月選手がプリウスに乗ってるなんて、とても意外でした(笑)
そうでしょう(笑)。好感度上がるでしょ。それまではずっとアメリカ車ばかり乗っていたんです。コルベットやハイドロが入っていたり、ガソリン喰うぞ!みたいなクルマ(笑)
でもそれ以来、プリウスがどうも気になり始めたんですよ。世間的にもそろそろちゃんとしたいな、という気持ちもあって。
―その割にはこのプリウス、けっこうヤンチャな仕上がりですが(笑)
その辺はやっぱり、クルマ好きとしてね。車高を落として、ホイールをインチアップしています。それから、塗装も一番洗車が面倒くさいツヤ消しにしました。ライト系もLEDを入れてます。
―ハイブリッドカーは物足りなくないですか?
いや、モーター走行中はもちろん、プリウスは音が静かですから、挙動やクルマからのインフォメーションを掴みやすいんです。プリウスを買ったときはグリップのレースを始めたばかりで「もっと運転がうまくなりたい」と思っていたんですよ。
速くなるにはどんなクルマの動きでも瞬時にわからなければいけない、と思っていたので、各部から出てくる音やロードノイズなど、サーキットを走る基礎的なものはコレから学びました。
―なんとプリウスでサーキット走行の基礎を学ぶ!
エアーを上げたり下げたり、トーを変えたりね。プリウスだから出来ない練習なんて、ないですよ。普通の運転で充分学べます。
―プリウスは回生が付いている分、ブレーキのタッチが特殊だと思うんですが、こちらはどうでしょう。
特にこの20プリウスはちょっとクセがあると俺は思ってるんですが、そのクセをなんとかコントロールしようと踏力を工夫してみるのも勉強になりますね。雨の日はまた少しタッチが変わりますから、踏み方を変えて挙動を変えないようにしたりね。
―じゃあ「エコカーなんてつまらない」なんて思ったことはないんですね?
全然ないですね。何も考えないで運転すれば、「パワーがない」とか「燃費だけはいい」っていうくらいしか気づかないかもしれない。だけど繊細に見てみれば『音がしない』っていうのは先程お話したとおり大きなメリットです。
ハイブリッドシステムを搭載している分、若干クルマが重いですから慣れは必要かと思うんですが、実際ハンドリングも悪くないですよ!
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