ポルシェ 新型911 現地速報レポート／河村康彦(1/3)
- 筆者： 河村 康彦
- カメラマン：河村康彦／ポルシェ・ジャパン
ポルシェファンは必見！新型911を速報レポート！
これこそベストの911！
開発陣自らが自信をもってそう語る新型911の概要が、9月中旬から開催されるフランクフルト・モーターショーでの正式発表を前に明らかになった。
いわゆる997型と称されたこれまでのモデルに対し、今度は991型とされる新型は、ポルシェによれば「ほぼ90%のコンポーネンツが新たにデザイン、もしくは新たに開発された」というモデル。
“パッと見”には「どこが変わったの？」と感じる人も居るかも知れないが、実は外観はオールニュー。同時に、「カレラGTにインスパイアされた」というインテリアのデザインも完全に刷新されている。
フランクフルトショーでデビューを飾るのは、シリーズのベースとなる『カレラ』と、そのハイパフォーマンス版である『カレラS』のクーペ・モデル。一部の“スクープ情報”で「今度の911は一挙に大型化する」なるハナシも出回ったものの、これは完全なる誤報。
全長は56mm延長されたものの全幅は全く不変の1808mmだから、前出の誤った情報で「新型はもう、うちのガレージには入らない・・・」と諦めていた人には朗報であるはず。
ルーフライン高は、数mm単位でわずかに低くなっている。「より911らしいルックスを狙った結果」というのが、本社隣接の博物館で開催されたお披露目イベント“スニーク・プレビュー”でのディナーで、隣席となったチーフデザイナーであるミヒャエル・マウアー氏の弁だ。
【PR】MOTAおすすめコンテンツ
1960年東京生まれ。工学院大学機械工学科卒。モーターファン（三栄書房）の編集者を経て、1985年よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、現在に至る。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考委員 などを歴任。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
この記事にコメントする