トヨタの本気!新型「プリウスPHV」を早くも試乗でチェック!これがプリウスの本流だ!(2/3)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:和田清志/トヨタ自動車
重くてもプリウスと同等のハイブリッド燃費!
電池残量が40%を切ったあたりで自動的にエンジン始動。ハイブリッドモードに入る。ここでの動力性能は、車重にして150kg軽いプリウスより若干低い程度。重くなった分の半分くらいを、モーター出力でカバーしているそうな。
また、ハイブリッドモードでの燃費は、150kg軽いプリウスと同等(目標値37km/Lだという)。大容量電池の特性をフルに使った回生性能の高さに加え、余裕ある電力により制御系の効率も高いそうな。
充電しない状態で走ってもプリウスと同じくらい燃費良いというならタイしたもの。
意外だったのがハンドリング&乗り心地である。
これがプリウスの本流?
今回、袖ケ浦サーキットを相当のペースで走って見たのだけれど、プリウスより高い減衰力持つダンパー&硬いスタビライザーを使っているらしく、コーナーでの挙動が落ち着いてます。
急にハンドル切ると激しくロールするプリウスとずいぶん違う。
重いバッテリーを車体後方の低い位置に搭載しているためか、前後の重量バランスが良く重心も低い。17インチタイヤ装着車はECOカーと思えないほど気持ちよく走ってくれます。
それでいて乗り心地も上質。乗り心地とハンドリングにウルさい私でも納得出来るレベル。
ハンドルを握っていて感じたのは「これがプリウスの本流じゃないだろうか?」ということ。プリウスに要求される商品性って、新しい技術や驚きだと思う。普通のプリウスに乗っても新しさを感じない。
けれど新型プリウスPHVには、新しさもたくさん詰まっている。特に電気自動車モードで走っているときの「新しい時代感」が気持ちよい。
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