日産 エクストレイル クリーンディーゼル 試乗レポート(2/4)
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- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:島村栄二
顔つきは欧州仕様ベースを採用
外観は基本的に欧州仕様のエクストレイルをベースにしており、よく見ると日本仕様とフロントマスクなどが異なる。それに誇らしげにリアに付けられたディーゼルバッジがもっとも区別が付くところだ。インテリアも撥水シートからクロスシートに変わった程度で、こちらも大きな変更はない。
実はこのエンジン、ルノーと共同開発したものでM9Rと呼称され、メガーヌのディーゼルからエンジン/トランスミッションを移植したものだ。少し紹介しておくと、コモンレールディーゼル、1,600barの燃圧、反応の早いピエゾ素子を使ったインジェクター、ディーゼルとしては低い15:1という圧縮比、可変ノズルターボ、微粒子を除去するDPF、NOxを捕らえるリーンNOxトラップ触媒、振動を抑えるバランスシャフトなどで構成され、2L 4気筒ターボで最高出力173PS、最大トルク36.7kg-mを出す。車両重量は1,660㎏なので、大雑把に言えばエンジンその他の補機類で100㎏ほど重くなっている。
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