NISMOコンプリートカーモデル 試乗レポート vol.2 ～「ノートNISMO S／エルグランド NISMO パフォーマンスパッケージ」～／山本シンヤ(1/3)

より多くの人へワクワクする魅力を

世界のモータースポーツシーンで栄光を刻んできた日産のワークスチーム「ニスモ（ニッサン・モータースポーツ・インタナショナル）」。

前回お届けしたvol.1では、日本が誇る“スーパースポーツ”、“戦うクルマ”「GT-R」のニスモを纏ったモデル、『GT-R ニスモNアタックパッケージ』をレポートした。

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しかし、『GT-R ニスモNアタックパッケージ』のようなスペシャルなスポーツカーをラインナップする一方で、「ニスモの魅力をより多くの人へ」、「日産車に更なるワクワクを」を表現する為の一台として、ノートをベースに1.6リッターの専用エンジン＋5MT、車体剛性、フットワーク、空力などトータルチューンを施したホットハッチ、『ノートNISMO S』がある。『ノートNISMO S』は、販売も好調でホットハッチ好きだけでなく、ノーマルとは違う個性的な内外装で選ぶユーザーも多いそうだ。

「GT-R」のようなメーター表示

ただ、カタログモデルのため、本格的なサーキット走行をするとなると、物足りない部分があるのも事実だ。そこをカバーするのがニスモスポーツパーツだ。

パワートレインはスポーツリセッティング（ECU）に軽量フライホイール（試作品）、スポーツチタンマフラーを装着。

フットワーク系はオーリンズ製車高調整式サスペンションにLSD、フロントタワーバーはもちろん、強化エンジンマウントや強化トルクロッドなども用意。また、「GT-R」のようなメーター表示やラップタイム、データロガーなどの車両情報をスマートフォンで確認可能な「ニッサンコネクト・ニスモ用データトランスミッターキット」もラインナップされる。