BMW、1シリーズにディーゼルエンジン搭載モデルを追加
ビー・エム・ダブリューは、コンパクトモデル「BMW 1シリーズ」のラインアップに、新世代4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載した「118d」を追加し、5月21日(土)より販売を開始する。
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2004年に初代モデルの販売を開始した「1シリーズ」は、プレミアムコンパクトセグメントにおける唯一の後輪駆動レイアウト、約50:50の理想的な前後重量配分により、スポーティで俊敏なハンドリング性能を実現すると共に、優れた環境性能と高い動力性能を高次元で両立。コンパクトサイズながらBMWならではの「駆けぬける歓び」を凝縮したモデルである。
2015年5月には、デザインを一新するとともに、動力性能と標準装備レベルのさらなる向上を実現した新型モデルが登場している。
今回追加となった「118d」は、「BMW EfficientDynamics」の理念を追求したBMWグループの新世代エンジンファミリーに属するクリーンディーゼルエンジンを搭載する。
この新しい2リッター直列4気筒クリーンディーゼルエンジンは、最新のコモンレールダイレクトインジェクションシステムと可変ジオメトリーターボチャージャーを組み合わせ、最高出力110kW(150ps)/4,000rpmを発揮し、最大トルクは320Nm(32.6kgm)/1,500-3,000rpmとディーゼルエンジンならではのパワフルな走りが可能である。
さらに、高効率なエンジンに加え、8速オートマチックトランスミッションやエンジンオートスタート/ストップ機能など先進の環境対応技術を数多く採用し、燃料消費率(JC08モード)は、22.2km/Lと低燃費を実現。同等のガソリンエンジンを搭載する「118i」から燃費性能を約2割向上している。
「118d」は、低回転から発揮される高トルクにより、ストップ&ゴーを繰り返す都市部や傾斜のきつい坂道が多い山間部での走行では、軽快で余裕ある走りを実現するとともに、優れた燃費と低い燃料コストにより長距離ドライブにおいて高い経済性を発揮する。
また、NOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒などメンテナンスフリーの最先端排出ガス処理技術「BMW BluePerformanceテクノロジー」を採用し、ディーゼル車に対する世界最高水準の排出ガス基準である日本のポスト新長期規制に適合する優れた環境性能を実現している。
これにより、エコカー減税対象車の認定を受け、自動車取得税・重量税が免税(100%減税)となり、翌年度の自動車税も75%減税となる。希望小売価格は、BMW 118iと比べて21万円のアップの365万円からと、魅力的な価格を実現した。
今回の「118d」の発表により、BMWブランドのクリーンディーゼルのラインアップは計9モデル、MINIブランドも含めたBMWグループ合計で19モデルとなった。
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