オープンSUVという衝撃! レンジローバー イヴォーク コンバーチブル 国内初試乗レポート(1/3)
- 筆者: 五味 康隆
- カメラマン:和田清志
イヴォークのデビュー時に受けた強い衝撃が再びやってきた!
近年において、触れる前と触れた後でこんなにも印象の変わったモデルはない。正直に申せば、こんなに奇をてらったようなモデルを誰が買うのだ?と思っていたが、その刺激的でもあり実用的な商品力に魅了されてしまい、個人的欲しいクルマのトップランカーに割り込んできた。
そのモデルこそ、イギリスの老舗4輪駆動メーカーとして進化を続けるランドローバーが、多彩性が見受けられる今の時代に合わせるかのように登場させたRANGE ROVER EVOQUE CONVERTIBLE(レンジローバー イヴォーク コンバーチブル)。
SUVコンバーチブルというジャンルが拡大していくきっかけになるかもしれない
そもそも、レンジローバー イヴォーク自体をご存知だろうか?
まず魅力はそのデザイン性にある。存在感のあるフロントマスクなどを含めて、ガンダム的な男心を揺さぶるテイストを、丸み基調の優しさでコーティングしたような仕上がりに定評があり、さらにコンセプトモデルを思わせるようなボディに対するタイヤの大きさがカッコ良さを強調している。
ジャガーと姉妹ブランドの効果もあるのだろう、走りの質が高く、快適性とスポーツ性を両立しているのも魅力。そのうえで5ドアの通常SUVモデルに加えて、大きなドアを要する3ドアのクーペスタイルも備えてきたから、イヴォークが登場した際は、この大きさのSUVで3枚ドア!?と驚かされた。
その感覚にも慣れてきたころに、さらなる刺激剤のように導入されたのが、このコンバーチブル!
市場からの要求を大事にしながら、新しい市場を探るように様々なコンセプトで多彩なモデルが増えてきた近年のモデルラインナップのなかでも、SUVxコンバーチブルなんて奇想天外に近い。
しかし、まず言おう。今後、他のブランドやライバル達も追従してくるかもしれない。この世界、癖になる気持ち良さがあるのだ。
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