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レーサー愛車紹介 2010/9/9 11:32

岡田秀樹選手/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」(2/2)

関連: ホンダ オデッセイ Text: 今井 優杏 Photo: 今井優杏
岡田秀樹選手/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」

結局、ホンダはレースが大好きな会社なんです

―しかしレーシングスピリット、という意味では、ホンダはどんどんスポーツカーをラインアップから外している、といった印象も否めないのですが。

ホンダってのは、なんでも徹底的にやるメーカーなんだと俺は思ってる。コストダウンも然りなんだよね。だから一見そう見えるのかもしれない。だけどCR-Zがあるでしょ。あれはエコカーのその先にチャレンジしたクルマなんだよ。エコだけじゃなく、楽しむエリアを広げた。俺は将来的には、その先のモデルが出ると思ってるけどね。

―それはCR-Z タイプRみたいな?

まあ、イメージはそういうこと。もちろんCR-Zのサスは素晴らしく良く曲がるし、エコタイヤの割にコーナリング性能が高いし、いいクルマだと思う。だけどハイブリッドというものを使って、パワー的には以前のタイプRを上回るようなスポーツモデルが出てくるはずだと、俺は予想してるけどね。

―ホンダのレーシングスピリットはまだ燃えている、と。

燃えてるよ!じゃなきゃGT(スーパーGT)なんてやらないよ!結局はレースが好きな会社なんですよ。だけどいくらクルマがよくてもそれを生かせる人間がいなければ、それも生かされない。そこもホンダはよく考えてると思う。

―といいますと?岡田さんがインストラクターを務められているスクールの話でしょうか?

岡田秀樹選手とホンダ オデッセイ

それもあるよね。たとえば茂木(ツインリンクもてぎ/サーキット)と鈴鹿(サーキット)には交通安全教育センターっていうのがあって、いわゆる人的に成熟させることのできるアクティブセーフティを教えてるんです。

それは創始者の宗一郎さんが「クルマを売りっぱなしにしてはいけない」という思いから作った設備で、今富士スピードウェイにもあるけど、ホンダはそれを30年前からやってる。高性能車を売るけれど、ドライバーも育てようという考え方が、そこにはちゃんとあるんだよ。

たとえばABS、たとえば左右でミューが違う、いわゆるスプリットミュー、それからハイドロプレーニング。それぞれ教習所では教えてくれないことだけど、本当は一番習わなきゃいけないことだよね。

―そうですね、私も某ドライビングスクールで体験してますが、あの状態を知るのと知らないのでは危険回避に大きな差が出ますよね。

速度無制限区間のあるアウトバーンを持つドイツをはじめ、ヨーロッパじゃそういうことも経験させるんだよ。そういうのをさせないで、高性能車だけ売って大事故に繋がってしまうっていうのが一番最悪のパターンでしょう。

エアバックがあるから安全ですよ、ではなくて、エアバックを開かせない運転をしてもらうのが一番いい。安全装備なんて一番最後の保険でしかないから。だってエアバックは開いた瞬間に間が悪ければ、歯が折れちゃうくらいの圧力が顔にかかるんだからね。

―バスケットボールを思い切りぶつけられた感じ、と聞いたことがあります。

そう、だからトラクションコントロールどうこう以前に、人間のセンサーを磨く役割を果たすのが俺たちインストラクターの仕事なんですよ。

―ドラテク向上にセーフティドライビングは避けて通れない、と。

速く走ってもらいたい、というよりもクルマに関わることによって不幸になって欲しくない。クルマに乗る最低条件として、クルマは楽しいものであって欲しい。家族旅行で自分の運転スキルがないという理由から事故に遭ってしまったら、悲しいでしょ。そういうことも含めて、スクールでは教えてます。そういうことが一般的に認知されてないから、モータースポーツへの関心も薄いんだよ、日本は。

―安全運転とレースの関係ですか?

そう、クルマは危ないものとして認知されるから、暴走族が危険運転をしてる延長上にレースがあると思われてる。そうじゃなくて、ぐちゃぐちゃにクラッシュしてもドライバーは自力で歩いて降りて来られる理由を考えて欲しい。

それはメーカーが努力してコクピットを守る技術を必死で考えているからなんだよ。もちろんヘルメット、ハンスなどのドライバーの装備もそれに含まれるよね。レースは危険なだけのスポーツじゃないし、データがきちんと市販車にフィードバックされているということも含めて、クルマの魅力を伝えたいというのが俺の使命感なんだよね。

今井優杏の「取材後記」

レース界について、日本の法律について、とても熱く語って下さった岡田さん。

自動車は複雑に絡み合う色んな要因から、高い趣味性を持つものではある一方、何も知らなくても乗ることが出来るという特殊なものだということを深く考えてしまいました。

筆者: 今井 優杏

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