ダイハツ タント 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
その後、タントは、改良やマイナーチェンジを経て、現行モデルの登場から5年が経過した2011年11月、一部改良により、タントにも「ミライース」に搭載した低燃費化技術「e:Sテクノロジー」のうち、「新エンジン」「新 eco IDLE」「エコ発電制御」などを採用。2WD車でJC08モード24.8km/L(10・15モード27km/L)、4WD車でJC08モード 24km/L(10・15モード26km/L)という低燃費を実現。従来の2WD車で比較すると、10・15モードで22.5km/Lだったところ、実に2割も向上したことになる。
燃焼効率向上とエネルギーロス低減を極めたという新エンジンと、メカニカルロスを低減し、動力伝達効率を向上させたというCVTの組み合わせは、ドライブしてみると従来との加速性能の違いは歴然。アクセルを踏んだ際のエンジン回転の上昇が格段に鋭くなり、瞬発力が向上した。
中~高回転域でも、より抜けた感じで吹け上がるようになり、中間加速もずいぶん速くなったように感じられた。もう非力だなんて言わせないというダイハツの声が聞こえてきそうだ。これだけ速くなって、燃費も大幅に良くなったというのだからたいしたものだ。
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