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どっちが買い!?徹底比較 2016/11/4 15:44

ダイハツ ムーヴキャンバス vs ホンダ N-BOX どっちが買い!?徹底比較(1/2)

ダイハツ ムーヴキャンバス vs ホンダ N-BOX どっちが買い!?徹底比較

現在、日本の自動車メーカーは世界生産台数の80%以上を海外で販売する。日本国内の市場は冷遇され、大半の車種が海外を重視して作られるようになった。その結果、日本専売の軽自動車が人気を高めた。

軽自動車は2014年に乱売した影響を受け、最近こそ販売台数の対前年比は下がったが、それでも新車として売られるクルマの約34%は軽自動車が占めている。

ダイハツ ムーヴキャンバスホンダ N-BOX

軽自動車は基本的に日本のユーザーを見据えて開発されるから、その比率が増えるのは当然だ。この日本人に寄り沿う軽自動車のあり方を端的に示したのが、2016年9月に発売されたダイハツ ムーヴキャンバスだろう。

最近は両親と娘が同居する世帯が増えており、ムーヴキャンバスはそこに焦点を当てた。日常的な買い物では母親、週末には娘が使うことを想定して開発されている。そこでスライドドアを備えた背の高い軽自動車でありながら、全高はダイハツ タントよりも95mm低く、ムダを抑えて外観はオシャレに仕上げた。若い女性が使うからボディカラーも豊富だ。

ムーヴキャンバスを迎え撃つのはホンダ N-BOX。

軽自動車の最多販売車種で(N-BOXスラッシュと同プラスを含む)、2016年上半期(4~9月)の販売累計はトヨタ プリウスに次いで国内2位だ。発売から5年近くを経過しながら人気は根強い。そこで、今回はムーヴキャンバスとN-BOXを比べてみたい。

ボディスタイル・サイズ・視界・取りまわし性比較/ムーヴキャンバス vs N-BOX

ダイハツ ムーヴキャンバス
ホンダ N-BOXダイハツ ムーヴキャンバス

ボディサイズはムーヴキャンバス、N-BOXともに全長が3,395mm、全幅は1,475mmで等しい。軽自動車だから規格枠ギリギリの寸法となる。ただし全高は異なり、ムーヴキャンバスはスライドドアを装着した現行の軽自動車では最も低い1,655mmだ。N-BOXは125mm高い1,780mmになる。

外観は、ムーヴキャンバスが背の高い軽自動車では珍しくフロントマスクなどを丸みのある形状に仕上げた。リヤゲートの上側も少し寝かせて柔和な印象だ。N-BOXは直線基調でミニバン的な雰囲気を感じさせる。

サイドウィンドウの下端は両車ともに低く、右側のウィンドウを開いて後ろを振り返ると後輪が視野に入る。側方視界も優れており、駐車時には路上の白線に合わせやすい。ボンネットはほとんど見えないが、手前は視野に入るから車幅が分かりやすい。

このようにデザインの手法は違っても機能は似ているが、N-BOXはボディ後部のピラー(柱)が若干太く、ムーヴキャンバスは後方視界が勝る。最小回転半径もN-BOXは2WDが4.5m、4WDは4.7mだが、ムーヴキャンバスなら4.4mに収まって小回りの利きが良い。

勝者:ムーヴキャンバス

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ホンダ N-BOXホンダ N-BOXホンダ N-BOXホンダ N-BOXホンダ N-BOX

内装のデザイン・質感・操作性・視認性比較/ムーヴキャンバス vs N-BOX

ダイハツ ムーヴキャンバスホンダ N-BOX

インパネなど内装の質感はムーヴキャンバス、N-BOXともに互角だ。

メーターはムーヴキャンバスがインパネの最上部に備わり、視線が若干左側へ寄るものの目の焦点移動も少なく見やすい。だがインパネの上端位置が少し高く、開放感についてはN-BOXが勝る。

ATレバーは両車ともにインパネの下側に備わるが、N-BOXはエアコンのスイッチが比較的高い位置に装着されて操作性を向上させた。実力は互角だが、ムーヴキャンバスはデザイン性を重視する。生活ツールとしての実用性はN-BOXが僅かに勝る。

勝者:N-BOX

前後席の居住性比較/ムーヴキャンバス vs N-BOX

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前席は両車ともサイズに余裕を持たせており、座り心地はおおむね快適だ。その上で比べると、ムーヴキャンバスは座面が少し柔軟で背もたれは腰を包む形状に仕上げた。頭上空間はN-BOXに余裕があるが、ムーヴキャンバスもタップリしていて実用面の差はない。

後席の座り心地はN-BOXが快適。ムーヴキャンバスは床と座面の間隔が不足して足を投げ出す姿勢になりやすく、座面の柔軟性も足りない。着座位置を20mmほど高めて、体がもう少しシートに沈む設定にすると快適性が高まる。

前後席に座る乗員同士のヒップポイント間隔は、後席のスライド位置を後端に寄せると、ムーヴキャンバスが1050mm、N-BOXは1150mmだ。身長170cmの大人4名が乗車した状態で、後席に座る同乗者の膝先空間はムーヴキャンバスが握りコブシ3つ半、N-BOXは4つ以上になる。

頭上の余裕はムーヴキャンバスが握りコブシ1つ分、N-BOXは握りコブシ2つ以上だ。

このように後席はN-BOXが圧倒的に広いが、実用的にはムーヴキャンバスでも十分と感じる。ただし前述のように後席の着座姿勢と座り心地に不満があるので、居住性はN-BOXが快適だ。

勝者:N-BOX

乗降性比較/ムーヴキャンバス vs N-BOX

前席は両車ともドアの開口部を十分に確保しており、乗降性の差はほとんどない。

違いが生じるのは後席だ。スライドドアの開口幅はムーヴキャンバスが595mm、N-BOXは640mmと広い。またムーヴキャンバスは前述のように後席の床と座面の間隔が不足するから、着座する時には腰の移動量が多くなる。

後席の乗り降りは、N-BOXの方がスムーズに行える。

勝者:N-BOX

荷室比較/ムーヴキャンバス vs N-BOX

ダイハツ ムーヴキャンバスホンダ N-BOX

荷室はムーヴキャンバスも広いが、N-BOXは容量がさらに大きい。

理由は2つある。まずN-BOXは天井が高く、室内高の数値も115mm上まわる。背丈の違いが荷室容量の差に結び付いた。

2つ目の理由は後席のシートアレンジだ。N-BOXは燃料タンクを前席の下に搭載するから、後席の背もたれを前に倒して床面へ落とし込むように小さく畳める。床が平らな大容量の荷室になり、前輪駆動の軽乗用車では最大のスペースだ。

一方、ムーヴキャンバスは、後席の下に引き出し式の収納設備を装着したから、背もたれを前に倒しても座面は下降しない。N-BOXに比べて荷室の床が高く、後席を倒しても広げた荷室に傾斜ができる。ダイハツではタントやウェイクがあるので、ムーヴキャンバスは荷室には重点を置いていない。

なお、前述の後席下側の引き出しは容量は小さいものの、引き出した状態で中敷きを持ち上げると買い物袋などを置きやすい。荷物を座席の上に置くと倒れやすいが、持ち上げた中敷きの中も収めると安定する。

勝者:N-BOX

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