【試乗】トヨタ 新型 パッソ[2014年4月マイナーチェンジ] 試乗レポート/渡辺陽一郎(4/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
オジサン世代もOK!? TRD「1.0XG EUROPEAN PACKAGE(ヨーロピアンパッケージ)」
一方、TRDのEUROPEAN PACKAGE(ヨーロピアンパッケージ)は、「1.0XG ヨーロピアンパッケージ」(154万7346円)を取材。ルーフをブラックに塗装し、ボディ下側には専用のフロントスポイラーとリアアンダースポイラーが備わる。アルミホイールも専用デザインだ。内装では専用の革調シートカバーも装着していた。
とはいえ、イマドキ自動ブレーキすらないのは遅れてる!
トヨタ パッソは徹底的にコストを削っており、以前からグローブボックスが装着されていない。車検証は助手席のシートアンダートレイか、荷室のサイドポケットに収める。「ユーザーから文句は出ないのか」と開発者に尋ねると、「あるべきモノがないと、苦言をいただくことはある。そこでディーラーオプションで、インパネ下側のトレイにフタを付けられるようにした」との返答。インパネボックスリッド(9720円)がそれだ。
ボディカラーに付加価値を設けたとしても、収納設備などはキッチリ装着しないと「手ごわい競争相手」の軽自動車とは勝負できない。パッソは視界が優れ、運転のしやすいコンパクトカーだけに、燃費以外でもうひと頑張りして欲しい。そうなれば、軽自動車との間に好ましいライバル関係が築かれ、互いに商品力を高めていけるだろう。
[レポート:渡辺陽一郎]
トヨタ 新型「パッソ 1.0X・Lパッケージ」[2WD] 主要諸元
全長x全幅x全高:3650x1665x1535mm/ホイールベース:2440mm/車両重量:910kg/乗車定員:5名/エンジン種類:「1KR-FE型」直3 DOHC ガソリンエンジン/総排気量:996cc/最高出力:69ps(51kW)/6000rpm/最大トルク:9.4kg-m(92N・m)/4400rpm/トランスミッション:CVT(自動無段変速機)/燃料消費率:27.6km/L[JC08モード]/タイヤサイズ:165/65R14(※試乗・撮影車にはオプションの14インチアルミホイールを装着、標準装備は樹脂フルキャップ)/メーカー希望小売価格:1,293,055円[消費税8%込み]
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