カロッツェリア サイバーナビ2012 meets TOYOTA 86(3/3)
- 筆者: 高山 正寛
昨年のモデルとは大きく違う、いや進化しているじゃないかぁ
まず大きな進化としては新たに「速度制限標識の検知」が加わったことです。要はこれを表示することで安定走行を促し、ひいては急加速や急減速を減らすことでエコドライブにも利いてくるわけです。
実際走行してみると速度標識を検知すると画面の左側下に速度標識画像が抜き出されて一定時間表示、さらに効果音でも案内してくれるのだ。実際の動きとしてはその前に認識した位置がわかるように標識からグラデーションのライン(ブルー)を描画するなど「芸が細かい」のだが、この認識した標識はサイバーナビ側で記憶(登録)するので次回走行時には事前に知ることもできるのである。
うーん、これだけでも昨年のモデルとは大きく違う、いや進化しているじゃないかぁ、と86を走らせながらその凄さを体感する拙者なのであります。
この他にもARスカウターモードで誘導する際に表示される矢印に縁取りをすることで視認性を向上させたり、カメラが前方車両との距離を案内してくれる「車間距離表示」機能も見やすさを向上させるなど、こちらもかなりきめ細かい、そしてトータルで考えるとその進化っぷりがわかるというもんです。
スマートループの機能は前述したような全国約70万kmの全道路を対象とした「スマートループ渋滞情報」による質の高いルート案内が有名だが、今回、駐車場の満車・空車の情報を把握する機能に「パーキングウォッチャー」なるものが新たに追加されたのだ。
要は、事前に混雑状況は把握していても現地着いたら「ゲッ、満車」っていうことありませんか?でもこの機能を使えば目的地として設定した駐車場の状況(これをステータスというそうです)を5分間隔で更新、常に把握できるので前述したようなトラブルも回避できるというわけですな。
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