小林賢二選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」(2/3)

小林賢二選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」
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レースはポルシェなのに、ハイブリッドをマイカーに選んだワケは?

―3ドアというコンパクトさですが、使い勝手は大丈夫ですか?

大きなものがあるとそりゃ物足りないけど、荷物とかは「乗せられないクルマなんだぞ」と気持ち的に割り切ればなんとかなる。

それよりも案外不便なのはドアの長さなんだよね(笑)。2ドアって、ドア自体のサイズが大きいから。乗り降りにはコツがいるね。

―なるほど!

でもお気に入り(笑)

―もともと小林先生がクルマを好きになった、レースを始められたきっかけってなんだったんですか?

親がクルマ好きだった、っていうのはあるかなぁ。かと言って親はレースとかやってなかったし、トヨタのクルマにずっと乗ってたってだけなんだけどね。実は大学生の時、18歳でハチロクを買って、2週間でひっくり返っちゃって。

―ええ?何やったんですか!?

部活の朝練に行こうと急いでたんだけど、少しいい勢いでコーナーに入ったら縁石に乗り上げて横転したの(笑)今だから笑って言えるんだけど、ハチロクはその場で廃車だよ。

でも身体は無傷で、朝練遅れて怒られたんだよね。

―不死身(笑)それがきっかけで、クルマを嫌いになるどころが、のめり込んでしまう、と?

そう、出た保険でもう一回ハチロク買って、6年間乗って、卒業してから一回手放したんだけど、忘れられなくてもう一回ハチロク買って、結局通算10年くらいはハチロクに乗ったかなぁ。

―じゃあ先生がレースを始めたきっかけはハチロクにあるんだ。

そう、でも実際にレースを始めたのはかなり遅くて、29歳の時。後輩がミラージュのレースに出ていて、その車両を使って9時間ナイター耐久レースなんてのに出ないかって言われて出たのが最初。

それからその次の年に『ポルシェチャレンジ』っていうのが始まったから、参戦し始めた。これは一応JAF戦なんだけど草レースみたいな感じで、ポルシェならなんでもエントリー出来ますよっていうものだった。

だけど“ポルシェならなんでもエントリー可”なんて緩いレギュレーションなもんだから、やっぱり性能差が出るわけ。GT2レーシングで参戦すれば、ペナルティ受けて最後尾スタートをしても、1コーナーまでにごぼう抜きしてトップに立っちゃったりできるわけ。

それでやる気なくなっちゃってたところに、2001年から第2世代のカレラカップが復活することを聞いて、初年度から参戦したんだよね。

―それにしても、普段はポルシェでレースをされてるわけじゃないですか。マイカーにハイブリッドを選ぼうと思ったのはどうしてなんですか?

そりゃカレラカップに出ている以上、普段もポルシェに乗ってればいいのかもしれないけど、僕はやっぱりレースが好きだから、レースを続けたい。

僕はプロじゃないから自分でお金を用意して走んなきゃいけない。でも使えるお金は無限にあるわけじゃないから、エコノミーっていう意味でもコンパクトなハイブリッドは気になってたんだよね。

今まではずっとアルファードで、あれはあれでサーキットに行ったら部屋になってくれるし、すごく便利ではあるんだけど、“ちょっとそこまで”に不便だと思ってて。ケイマンも小さいイメージあるけど、実は911とボディサイズが変わらないからね。しかも金額も高いし、スーパーまでの買い物にチョロっと乗る気軽さはないよね(笑)。

あ、だからってCR-Zをナメて乗ってるって言うんじゃ、全然ないんだけど!(笑)

―わかります(笑)気負わないで乗れるって、素敵なことだと思います。高いクルマで気負うのも実は好きですけど。

勤務先の病院にも乗って行くから、「あ、ここの院長はこんなクルマなんだな」と患者さんに良く思ってもらうのにもちょうどいい(笑)。

―ではこのサイズのクルマを所有されるの、久しぶりだったんですか?

うん、2×2のレイアウトとしてはS14(シルビア)も乗ってたんだけど、あれは街乗りというよりドリフト用だったから。普段のアシって言うとハチロク以来だから15年ぶり?とかそんなもんだよ。

―じゃあ余計に楽しいですね!

ATだし本当にラクに楽しく乗れるんだよね。Eの登場回数がいきなり減ったからね!燃費もいいし、アルファードの倍以上走ってくれるから、一人で乗るにはガソリン代の節約にもなるしね。

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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