日産 新型エルグランド 試乗レポート/森口将之(3/3)

日産 新型エルグランド 試乗レポート/森口将之
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日産らしい走りの良さとリニアな感触

新型エルグランド E52

試乗したのは、最上級グレードの「350ハイウェイスタープレミアム」の2WD(オールモード4WDもあり)。

最初に走った周回路で、まず強力なダッシュに圧倒された。発進は落ち着いているが、その後の伸びがすごい。180km/hまで一気に加速していく。まさに「キング・オブ・ミニバン」だ。

こんな高速域でもエンジン音は抑えられており、2,000rpm以下の100km/hは無音といえるほど。

CVTはフル加速でも車速に合わせて回転を上げていくなど、リニアな感触に好感を持った。直進性に不満はなく、急な車線変更ではマルチリンク式リアサスペンションがしっかり踏ん張ってくれる。

気になったのは、重めの「ステアリング」。高速はともかく、街乗りレベルでもずっしりとしていた。しかし、軽すぎて不安だった現行型とは違い、ワインディングロードではちょうどいい手応えと感じた。

新型エルグランド E52

こういうシーンでは、リバウンドスプリングを用いた4輪独立懸架サスペンションがすぐれた接地感をもたらす。現行型のようにフワフワせず、押さえの効いたフィーリング。コーナーでのロールを抑える一方で、路面に合わせてストロークしてくれるから、安心してペースを上げていける。

横置きパワートレインになったことで、前後重量配分はフロント寄りになったはずなのに、ノーズの重さは感じられず、ミニバンというボディサイズを忘れさせる位、自然な身のこなしを演じてくれた。

伝統でもあった、背の高い箱型ボディや後輪駆動パワートレインを捨てた成果は、日産らしい走りの良さにしっかり結実していた。

キング・オブ・ミニバンを自認しつつ、その地位に甘んじない攻めの進化に共感を覚えた。

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森口 将之
筆者森口 将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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