ダイハツ ”DNGA”第一弾 新型タントが登場｜使い勝手の良さを極めたミラクルウォークスルーパッケージを採用

ダイハツ タントをフルモデルチェンジし発売

ダイハツは、軽乗用車「タント」をフルモデルチェンジし2019年7月9日から発売する。価格は122万400円～187万3800円（消費税込み）。

またあわせて軽福祉車両「タント スローパー」「タント ウェルカムシートリフト」もフルモデルチェンジするとともに、福祉車両には「タント ウェルカムターンシート」を新たに設定した。

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タントについて

2003年に誕生したタントは、その室内空間の広さから”スーパーハイト系”というカテゴリを切り拓いた。2代目ではピラーインドア「ミラクルオープンドア」を装備し、使い勝手の良さと快適性が向上した。また2013年に発売した3代目では両側パワースライドドアを採用した。

4代目となる新型タントは、室内空間の広さはそのままに、ミラクルオープンドアを生かした「ミラクルウォークスルーパッケージ」を実現。さらに充実した先進・安全装備「次世代スマートアシスト」を採用するなど、機能と性能が大幅に進化した。

新技術”DNGA”採用第1弾モデル

新型タントはダイハツの新プラットフォーム「DNGA（Daihatsu New Grobal Architecture）」の第1弾モデルとなる。

世界初となるスプリットギアを用いた新技術を採用した新CVTや、大幅改良したパワートレインなどすべての機構を一新したことで、「走る」「曲がる」「止まる」という基本性能を大幅に向上させた。

新型タントの主な特長

快適さを追求したミラクルウォークスルーパッケージ

新型タントは、ミラクルオープンドアと世界初の運転席ロングスライドシートを組み合わせた「ミラクルウォークスルーパッケージ」により、革新的な使い勝手の良さを生み出した。

ミラクルオープンドアは、助手席側のドア間にある柱（ピラー）をフロントドア後部とスライドドア前部に内蔵することで通常の2倍近い開口部が確保でき、乗り降りしやすい作りとなっている。

また世界で初めて運転席を最大540mmスライド可能としたことで、運転席と後席間の移動や、ピラーインドアから運転席への乗り降りがしやすくなった。これにより、運転席に座ったまま後席の子どもの世話をしたり荷物を取ることもできるほか、助手席のシートを前に倒せば室内ウォークスルーも可能となった。

さらに、半ドア時の閉め直しが不要となる「助手席イージークローザー」やドアロックを事前に予約できる「タッチ＆ゴーロック機能」、車両に戻った時に開錠操作をすることなく自動でドアが開く「ウェルカムオープン機能」など便利な機能を数多く搭載している。これらはいずれもドアハンドルのセンサー操作で施錠予約できる機能としては軽自動車初の機能である。

広々空間を実現したパッケージング

新型タントの運転席は、ドライバーを中心としてレイアウトを一から見直し、各部品の配置を再構築した。手や目が動く軌道上に表示を集約することで、直感的な操作が可能となった。

またシートはクッションの硬さを最適化し、長時間座っても疲れないホールド性とフィット感を実現するとともに、助手席のフルフラット化や後席を左右分割でワンモーション格納など、多彩なシートアレンジで快適性が大きく向上している。

さらにの開口部の広さを活用できる1170mmのロングステップ「ミラクルオートステップ」を助手席側に設定。助手席ドアと助手席側スライドドアの開閉に連動し、電動で展開・格納する。助手席と後席の乗り降りがしやすくなった。新開発の握りやすい「ラクスマグリップ」とあわせ、様々なシーンで快適な乗り降りが可能となった。

「次世代スマートアシスト」の先進・安全技術

新型タントは、進化した予防安全機能「次世代スマートアシスト」を採用した。従来からのスマートアシスト機能である「衝突警報機能」「衝突回避支援ブレーキ機能」「車線逸脱警報機能」「先行車発信お知らせ機能」「オートハイビーム」に加え、「車線逸脱抑制制御機能」「アダプティブドライビングビーム」「標識認識機能（進入禁止）」「ブレーキ制御付誤発進抑制機能（前方・後方）」が追加もしくは変更されている。

また新たに「スマートアシストプラス」として、車速や車間距離を維持する「アダプティブクルーズコントロール」、「レーンキープコントロール」、駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト」のほか「サイドビューランプ」など全15の機能が、「次世代スマートアシスト」として採用された。

DNGAで実現した基本性能の高さ

新型タントは、ダイハツの新技術「DNGA」の採用第1弾となる。DNGAとは、CASEへの技術対応やスピーディーな商品ラインナップの拡充を両立させるため、軽自動車を基点に小型車まで設計思想を共通化した「一括企画開発」を取り入れ、パワートレインを含むすべてのプラットフォーム構成要素を刷新した新プラットフォームである。

新型タントはサスペンションアレンジを最優先で設計し、ボディ骨格全体で約40kgの軽量化を実現した。

またパワートレインについては、世界初のスプリットギアを用いた新技術を採用し、伝達効率を高めた新CVT「D-CVT」と、燃費と加速性能を両立させた大幅改良エンジンを搭載した。

さらにサスペンションジオメトリ（足回り部品の配置、角度など）をゼロから再構築し、構造を合理化することで足回り全体で約10kg軽量化し、操縦の安定性と乗り心地の良さを実現した。

主なグレードのスペックと価格

L（スマートアシスト非装着車）

■全長：3395mm

■全幅：1475mm

■全高：1755mm

■ホイールベース：2460mm

■車両重量：880kg

■エンジン：660cc 自然吸気エンジン

■トランスミッション：CVT

■最高出力：38kW(52PS)/6900rpm

■最大トルク：60Nm(6.1kg･m)/3600rpm

■燃費（JC08モード）：27.2km/L

■価格：122万400円（2WD）、134万4600円（4WD）

カスタムRS

■全長：3395mm

■全幅：1475mm

■全高：1755mm

■ホイールベース：2460mm

■車両重量：920kg（2WD）、970kg（4WD)

■エンジン：660cc ターボエンジン

■トランスミッション：CVT

■最高出力：47kW(64PS)/6400rpm

■最大トルク：100Nm(10.2kg･m)/3600rpm

■燃費（JC08モード）：25.2km/L（2WD）、23.8km/L（4WD）

■価格：174万9600円（2WD）、187万3800円（4WD）

※価格はいずれも消費税込み

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新車価格：

135.3万円～199.1万円

中古価格：

3.8万円～280万円

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