日産・三菱・ルノー、WeRide.ai社へ戦略的投資|2020年までに自動運転車の普及を拡大

日産・三菱・ルノーとWeRide.ai社、中国の自動運転車サービスで存在感を高める

2018年10月31日、日産・三菱・ルノーが設立した戦略的ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ」は、完全自動運転(レベル4)の技術に特化した企業として中国で業界をリードするWeRide.ai社(旧:JingChi.ai社)の資金調達ラウンド(シリーズA)において、リード投資家を務めたと発表した。

今回の投資は、次世代自動車技術の最先端に立つ起業家や新興企業を支援する同社の戦略の一環で、中国への投資はWeRide.ai社が初となる。

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アライアンス グローバル バイス プレジデントのフランソワ ドーサ氏のコメント

新しいモビリティサービスの開発に際し、自動運転システムはアライアンスの重要課題の一つ。アライアンスのメンバー各社は、中国などの主要市場にそうした技術を導入することを約束しており、要求が厳しい中国市場向けの完全自動運転システムの先駆者であるWeRide.ai社を支援できることを嬉しく思う。

WeRide.ai社のCEO兼 共同創業者 トニー・ハン氏のコメント

財務的投資に加えて、日産・三菱・ルノーとWeRide.aiは特定の領域で戦略的に提携することで関係を一層強化し、自動運転革命が新たに2.0の段階へ、突入したと確信している。WeRide.aiは技術革命をリードし続け、ユーザーに実質的な多大な利益をもたらしていく。

WeRide.ai社とは

同社は、今回の資金調達ラウンドではモルガン・スタンレーからアドバイスを受けており、自動車、交通サービス、都市の建築設計に対する人々の意識を大きく変えるとされる中国での自動運転技術の開発に懸命に取り組んでいる。

※モルガン・スタンレーとは、アメリカに本拠を置く、世界的な金融グループ

投資された資金を活用し、同社は、2019年に自動運転車500台を用いて、実走行距離を500万キロまで伸ばすとともに、広州市と安慶市で主要パートナー企業と共同で運用および商業化の実験を行う計画である。

同社の自動運転車の累計走行距離はテスト開始からすでに6万キロを超えており、千人以上にサービスを提供してきた。

現在の従業員数は全世界で200名となっており、そのうちエンジニアが70%を占めている。

また、中国の自動運転車企業の中では初めて無人運転車の遠隔操作に5Gネットワークを使用する。

同社は2020年までに中国の都市に自動運転車を広め、自動運転技術の大規模商用利用を世界で初めて実施することを目指している。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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