スバル WRX STIがニュル24時間レースでクラス優勝…前回の雪辱を果たす
スバルのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)は、2018年5月11日~13日にドイツで開催された第46回ニュルブルクリンク24時間レースに、市販車ベースのレースカー「SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2018」で出場し、SP3Tクラスで優勝を果たした。
スバル レースレポート
SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2018(ドライバー:カルロ・ヴァン・ダム/ティム・シュリック/山内英輝/井口卓人)は、SP3Tクラスのポールポジションからスタート。きわめて過酷なコースを走行する中で、序盤はトラブルに見舞われて首位を奪われたものの、スバルディーラーメカニック6人を含む整備チームの迅速かつ的確な対応によってマシンは無事コースに復帰。ドライバー陣が徐々にその差を詰めていった。
そして、レース開始から約10時間、スバル/STIチームがクラス首位を奪回した頃から強い雨や風、終盤には中断になるほどの霧にも見舞われたが、シンメトリカルAWDを搭載したWRX STIに、悪天候は相対的に有利に働き、上位クラスの車両も次々に捉える走りを見せた。チェッカー1時間前にエンジントラブルでピットインを余儀なくされたものの、最後までチーム一丸となって快走したスバル/STIチームは、最終的な総合順位は62位とし、SP3Tクラスの頂点に立った。
スバル/STIチームとWRX STIのクラス優勝は、2011年の初優勝以来5度目。3連覇を阻まれた2017年の雪辱を果たした。
「究極の一般公道」「緑の地獄」とも言われるニュルブルクリンクサーキットにおける24時間レースでのクラス優勝により、スバル車はその信頼性や耐久性、高次元のパフォーマンスをあらためて実証することができた。
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