関西電気自動車普及推進協議会（仮称）の設立について

三菱自動車、三菱商事、三菱オートリースおよび関西電力の4社は、関西地域における電気自動車の普及拡大を目的に連携・協力する「関西電気自動車普及推進協議会（仮称）」を今年10月を目途に設立することとし、「関西電気自動車普及推進協議会設立に関する覚書」を締結した。

電気自動車は、運輸部門のCO2排出量削減に大きく貢献するものとして期待されており、本年7月から市販が開始されたところですが、今後の本格的な普及拡大に向けては、初期需要の創出や充電インフラの整備が必要であり、関係企業等が連携して取り組むことが不可欠である。こうした状況のもと、三菱自動車、三菱商事、三菱オートリース、関西電力は本協議会を設立することとした。

関西電気自動車普及推進協議会（仮称）は、関西地域でいち早く電気自動車を市場投入した三菱自動車および関係各社と関西電力が発起人となり、自動車会社や関西地域における電気自動車の保有企業、充電インフラ設置企業など、電気自動車普及を目指す関係者に広く参加を求めている。また、関西地域で先行して実施されている大阪府、京都府、福井県、京都市の協議会等の取り組みと一体となった活動を展開するなど、関西の自治体等とも連携していく。

当面、初期需要創出のための普及啓発活動に取り組むとともに、自治体や協議会等とも連携しながら、電気自動車の走行や充電インフラの利用に関する実態調査研究を行い、関西地域における利便性や経済性の観点から合理的なインフラ整備のあり方の検討を進めていく。

関西電気自動車普及推進協議会（仮称）は、こうした関係企業等が連携した取り組みを推進し、低炭素社会の実現に貢献する電気自動車の本格的な普及拡大に向け取り組んでいくとしている。