トヨタ「ハイエース/レジアスエース」一部改良 ~安全性向上・車いす仕様車に新タイプなど~

ハイエース ワゴンGL

トヨタは、「ハイエース(バン・ワゴン・コミューター)」、「レジアスエース(バン)」を一部改良し、ハイエースは全国のトヨペット店(東京地区は東京トヨタおよび東京トヨペット、大阪地区は大阪トヨタ)、レジアスエースは全国のネッツ店を通じて、6月11日に販売開始する。

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今回の一部改良では、車両の安定性を確保するVSC&TRCや、急な坂道での発進時に車両のずり落ちを一定時間抑えるヒルスタートアシストコントロール、急ブレーキ時にハザードランプを点滅させ後続車に注意を促す緊急ブレーキシグナルを、ハイエースのワゴンとコミューターに標準装備するなどより安全性に配慮した。そのほか、アクセサリーソケット(DC12V・120W)を全車に標準装備している。

ハイエース ウェルキャブ 車いす仕様車 “Aタイプ” ルーフサイドウインドウ装着車

また今回、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)については、ベース車と同様の改良を施すとともに、車いす仕様車では、大型車いす2台乗車を可能にした“Aタイプ”の改良に加え、格納シートによりフレキシブルな配席アレンジが可能な“ASタイプ”、標準ボディサイズで車いす利用者が最大4人乗車可能な“Fタイプ”を新たに設定した。

これは、高齢者人口の増加にともない、通所施設の利用者が増加し、その送迎が主となる福祉車両を取り巻く環境変化を見据えた施策であり、車いすの大型化への対応や車いす利用者の増加に応じた配席のアレンジ性の向上などさまざまなニーズに対応している。

<ウェルキャブ 車いす仕様車の主な改良点>

▼Aタイプ[2016年9月発売予定]

従来、標準的な車いすの利用者2人が乗車可能であったが、車内レイアウト見直しにより、大型サイズの車いすやリクライニング機能付の特殊車いす利用者の2人乗車も可能とした。

▼ASタイプ[2016年9月発売予定]

“Aタイプ”に格納可能な2人掛けのスペースアップシートを採用したタイプを新規設定。シートをはね上げた状態で大型車いす利用者2人が乗車可能。シートをセットすると歩行可能な2人と大型車いす利用者1人が乗車可能となるなど、使用状況に応じたフレキシブルな配席アレンジを実現した。

▼Fタイプ

標準ボディ(ロングタイプ)サイズに車いす利用者最大4人乗車を可能にしたタイプを新規設定。車いす利用者2人がシートへ移乗することで、車いす利用者が2人から最大4人まで乗車可能となり、2台分の車いす収納装置も装備。専用シートやシートバックグリップなどでスムーズな移乗をサポートするとともに、長時間の移動も快適に過ごすことができる。

ハイエース 幼児バス ワゴン

そのほか、車いす仕様車のリアシートに撥水機能にあわせ消臭機能を追加、身長差に合わせてシートベルトの高さ調整を可能としたシートベルトリルータを設定するなどした。また、車いすリフトの改良や乗り降りしやすい可倒式手すり(オプション)を採用するなど、快適性や利便性を向上させた。

TECS(メーカー完成特装車)については、ベース車と同様の改良を実施。さらに幼児バスには、ベース車同様にVSC&TRCなどが標準装備され、安全への配慮を一段と高めている。なお、プライベートユースが多いリフト付バンにはベース車同様の外板色5色を設定した。

車いす仕様車 “Fタイプ”車いす仕様車 “Fタイプ”車いす仕様車車いす仕様車 “ASタイプ” 2人掛けスペースアップシート  車いす仕様車 “ASタイプ” 2人掛けスペースアップシート  

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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