マクラーレン、究極のサーキット専用車「McLaren P1 GTR」を発表
名門F1チーム、マクラーレンのグループ企業であるスポーツカーメーカー、マクラーレン・オートモーティブは、歴代のマクラーレン車両において伝説となっているモデル、『McLaren F1 GTR』がル・マン 24時間レースで勝利してから20年経った今、その伝説を受け継ぐモデルとして、数々の賞を受賞した『McLaren P1』のサーキット専用モデルを発表した。
レースで勝利したその『McLaren F1 GTR』に敬意を捧げると共に、これまでで最もパワフルなモデルであることから、『McLaren P1 GTR』と名づけ、2013年に発表したロードカーモデル『McLaren P1』の375台の生産が完了した後に製造がスタートする生産台数限定モデルとなる。
一般道での交通規制など、制約がない中で、McLaren P1 GTRはサーキットの世界で最高のドライバーズカーとなるよう設計・開発され、パフォーマンス、グリップ、エアロダイナミクス、ダウンフォースをロードカーよりもさらに向上させている。また、想定出力1,000PS(986 bhp)の極めて高性能なパワートレイン、レースで実績のあるスリックタイヤ、幅広のトレッドや多くの技術に加え、サーキットで最高のパフォーマンスを発揮させるため、よりアグレッシブな独自のフォルムデザインを採用している。
McLaren P1 GTRモデルの価格は198万英ポンドの予定となっており、ドライバビリティーを高めるために一人ひとりのユーザーに合わせたカスタムプログラムも含んでいる。さらに、デザイン・ディレクターのフランク・ステファンソンやマクラーレン・ドライバー・フィットネス・チームによる専門的なコンサルティング、マクラーレン・レーシング・シミュレーターを利用できる特典、また世界でも名立たるF1サーキット場で開催されるMcLaren P1 GTR オーナー限定の国際的なドライビングイベントに最低6回は参加できる特典も含まれている。
なお、同モデルの生産台数についての詳細は現時点では未定だが、非常に限定された数となる見込みだ。
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