Bose、日産 新型「スカイライン」にサウンドシステムがオプション採用

日産 新型スカイラインBOSE

音響機器開発製造企業のBoseは12日、日産の新型スカイラインに、Boseサウンドシステムが先代モデルに引き続きオプション採用されたと発表した。

今回採用されたサウンドシステムは、ボーズからの世界初技術となる「アドバンスド・ステージング・テクノロジー」(AST:Advanced Staging Technology)を搭載した14個のスピーカーから構成されるシステムで、コンサートホールの特等席のようなサウンド体験を可能にする。

また、新型スカイラインには、MP3やCDなどのステレオ音源をサラウンド再生で楽しめる「Centerpoint2」、そして車室内の実際の音をマイクでモニターし、速度情報も加味して車外からの走行ノイズによる音楽再生への影響を自動補正する「AUDIOPILOT」も搭載。ボーズのテクノロジーをフル搭載した、最高のオーディオ体験を提供する。

さらに、新型スカイラインには、車室内で聞こえる不快なエンジンノイズ音を軽減し、かつスカイラインならではのエンジン音をひきたてるボーズのエンジンサウンド制御技術「アクティブ・サウンド・マネジメント・テクノロジー(ASM:Active Sound Management Technology)」が取り入れられており、より快適なドライビングをサポートする。

新型スカイライン専用設計Boseサウンドシステムの主な特長

アドバンスド・ステージング・テクノロジー(AST:Advanced Staging Technology)を搭載

ボーズ最新の次世代技術ASTは、ステージのライブ演奏を聴いているかのように、楽曲を構成するそれぞれの音がよりリアル感のある方向から音が聴こえる技術(例:ヴォーカルは前方中央から、その左右から楽器音というように)。スピーカーシステムは新型スカイライン専用に設計されており、5個の8cm中高音域スピーカーTwiddlerをキャビン前方に配置。そしてボーズ独自の信号処理技術により、より広がり感のある音場とより正確な音像を生み出すことに成功した。

なお新型スカイラインは、ASTを構成する5個のスピーカーに加え、9個のスピーカーを備えている。

・2.5cmの高音域用ツイーター2個:サイドミラー左右

・13cmのワイドレンジスピーカー2個:リヤドア左右

・8cmの中高音域用Twiddler2個:リヤシェルフ左右

・25cmの低音域用Ndウーファー2個:フロントドア左右

・25cmの低音域用Ndウーファー:リヤシェルフ中央

Centerpoint2バーチャル・サラウンド機能を搭載

Bose独自のDSP技術Centerpoint2により、ステレオ(2ch)音源もバーチャル・サラウンドに変換して再生し、いつものお気に入りのCDなどがよりいっそうライブ感溢れる立体的な音で楽しむことが可能。また、車載オーディオ専用に開発され進化した信号処理アルゴリズムにより音源の選択肢が広がり、従来のCDに加え、ラジオ、MP3などのスマートフォンに録音された圧縮音源などにも対応する。

AUDIOPOLOT走行ノイズ補償システムを搭載

車外からの走行ノイズによって影響を受けやすい低音域を中心に、リアルタイムで音楽再生を自動補正。車室内に設置されたマイクが常に走行ノイズをモニターし、トンネル内など車室に進入するノイズレベルが上昇した場合でも、音楽のボリュームをご自身で調整することなく、自動調整された音量で心地よく楽しむことが出来る。AUDIOPILOT2は、走行時のさまざまな状況に合わせたより自然な音楽補正を可能にした。

アクティブ・サウンド・マネジメント(Bose ASM)を搭載

新型スカイラインには、ボーズのエンジンサウンド制御技術、アクティブ・サウンド・マネジメント(Bose ASM)が搭載されており、エンジンやパワートレインから生じる車室内音の制御をサポート。車に搭載しているオーディオシステムとマイクを用いて、不快なエンジンノイズ音を軽減するとともに、望ましいエンジン音をひきたてる。これにより、より静かでスムースなエンジン音色をサポート。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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