日産 NV100クリッパーバン 実燃費レポート｜日常で欠かせない“仕事のミカタ” 実燃費を徹底検証(2/4)
- 筆者： 小鮒 康一
- カメラマン：小鮒 康一・ 望月 達也（MOTA編集部）
NV100クリッパーバン 実燃費レポート｜市街地・街乗り編
■NV100 クリッパーの市街地・街乗り 実燃費 16.3km/L
足元に張り出したタイヤハウスの影響で足が疲れやすくなってしまう
ストップ＆ゴーが繰り返される渋滞した市街地で一番堪えたのは、クラッチペダルの操作だった。元々足元にフロントのタイヤハウスが張り出していて、若干ペダルが左にオフセットしており、その結果フットレストが装着されない。そのため、頻繁にクラッチペダルを踏むようなシチュエーションだと足が疲れてきてしまうのだ。
燃費的にも53.3kmを走って16.3km/Lとやや物足りないもの。そもそも商用バンとして最大350kgもの荷物を積んで走ることを考慮して、全体的にローギヤードなギヤ比となっている。そのため低いギヤではすぐ回転が上がってしまい、シフトチェンジが忙しいだけでなく燃費にも影響してしまったようだ。
NV100クリッパーバン 実燃費レポート｜郊外路編
■NV100 クリッパーの郊外路 実燃費 22.3km/L
商用バンだからこそ味わえる楽しさ
郊外路は28.6kmの道のりを走行し、燃費は22.3km/Lとなった。信号も少なく、4速か5速でクルージングできるシチュエーションということもあり、燃費の数値も伸びたという結果になった。
商用バンということもあり装着タイヤは145サイズのバンタイヤであり、絶対的なグリップ力は当然低いのだが、重い荷物を載せることも考えられた足回りは引き締まった味付けとなっており、郊外路では意外にも楽しく走ることができた。とはいえハイルーフで重心が高いため、うねった路面では頭が振られるような挙動も見られたが、これは仕方のないところだろう。
＞＞NV100クリッパーバン 実燃費レポート｜高速道路・総合実燃費編[次ページへ続く]
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1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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