ホンダ N-VAN 実燃費レポート|仕事からレジャーまで使える”新感覚軽バン”の燃費やいかに!?(1/5)

ホンダ 新型 N-VAN 実燃費レポート結果まとめ

起用グレード

今回の燃費テストに持ち出したのは、それまでの商用バンであるアクティバンの後継モデルとして2018年7月に発売されたホンダ 新型N-VAN(エヌバン)だ。アクティバンは、ミッドシップにエンジンをマウントし後輪を駆動(もしくは4WD)するタイプだったが、N-VANはその名前からも分かる通り、FFレイアウトのN-BOXがベースとなっている。

また、N-VANがN-BOXと違う点は、助手席側のBピラーを取り払い(正確には助手席側ドアにピラーをビルトイン)車両左側に大開口のスペースを実現したというところだ。運転席以外のシートをフルフラットにすることができるスペースユーティリティも持ち合わせている。

その一方で、フロントエンジンとなったことで、例えば、畳をそのまま平積みできなくなるなど荷室のサイズに制限が出てしまっている。

しかしN-BOXをベースにした結果、商用車感のないルックス(それを意識したグレードも存在)や、フレキシブルに変化させることができる室内空間によってレジャーユースで購入する一般ユーザーも取り込むなど、それまでの軽商用バンの枠に留まらない人気を見せている1台だ。

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燃費テスト概要

今回のテストに使用したN-VANは、ホンダが「スタンダードモデル」と称する「L Honda SENSING」で、ベーシックな「G Honda SENSING」よりも装備が充実したモデル。搭載されるエンジンは39kW/64N・mを発生するS07B型エンジンで、それにCVTを組み合わせた前輪駆動モデル。カタログのJC08モード燃費は23.8km/Lとなっている。

なお、今回の燃費測定は2018年9月13日に行い、天候は概ね曇り、車両の温度計は26℃~28℃前後とまだまだ残暑の中のテストとなった。今回は商用車ということもあり、積載状態と空荷状態を比較するため、同様のコースを2周する方法で実施し、搭載した荷物はウォーターサーバー用の水ボトルと書類の入った段ボールで、およそ100kgの荷物となっている。

まずは荷物を積載した状態で朝10時ごろに青山にあるオートックワン編集部を出発し、高速、郊外路、市街地・街乗りの順で走行。15時ごろに再びオートックワン編集部へ戻り、そこで荷物を全て下ろし同様のコースをもう1周するルートを選択した。

走行する時間帯によって渋滞の仕方に違いがあったがその部分はご容赦いただきたい。なお、燃費の数値は総合燃費も含め、全て車両の燃費計を使用。エアコンは25度設定のフルオートで、全行程でECONモードをONで走行している。

ホンダ 新型 N-VANの実燃費は積載状態で18.8km/L、空荷状態で19.5km/L

ホンダ 新型 N-VAN実燃費レポート|結果まとめ
グレードN-VAN(空荷状態)N-VAN(積載状態)N-BOX(NA)

パワートレイン

660cc 直列3気筒 DOHC

660cc 直列3気筒 DOHC

660cc 直列3気筒 DOHC

駆動方式

FF(2WD)

FF(2WD)

FF(2WD)

JC08モード燃費

23.8km/L

23.8km/L

27.0km/L

実燃費:平均

19.5km/L

18.8km/L

19.6km/L

実燃費:市街地

16.7km/L

16.4km/L

17.0km/L

実燃費:郊外路

22.6km/L

19.5km/L

20.7km/L

実燃費:高速道路

21.0km/L

21.0km/L

22.1km/L

測定日

2018年9月

2018年9月

2017年9月

結論から言うと、荷物を積載した状態で163.1kmを走行し、最終的な燃費計の数値は18.8km/Lだった。また、空荷状態では161.7kmを走行し、燃費計の数値は19.5km/Lとなった。残念ながらカタログ燃費の23.8km/Lには届かなかったものの、決して悪くない数字となったのではないだろうか?

それではここからは走行シーンごとの燃費や走りぶりなどをお伝えしていこう。

>>【次のページ】N-VAN 実燃費レポート|市街地・街乗り編

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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