日産 フーガ 500km実燃費レビュー【vol.2 100-200km】(1/2)
- 筆者： 金子 浩久
- カメラマン：オートックワン編集部
ECOスロットルの効果
「それは“ECOスロットル”っていうんですよ」
フーガ 250GTの、押し返してくるスロットルペダルのことをいぶかしんでいたら、助手席の編集Yさんが助け舟を出してくれた。
「スロットルペダルの反力では触覚によって、メーター内のインジケーターの色と点滅では視覚によって、エコドライブをドライバーに教えてくれる世界初のシステムだそうです。インジケーターが緑色に点灯していると良燃費の領域内にあって、オレンジ色は領域外。緑色の点滅はその中間で、領域から外れようとしている時だそうです」
ありがとう、Yさん。なるほど、押し返してくるスロットルペダルは燃費のためだったのか。
確かに、赤信号からの発進時、交差点での右折、Uターン時などで押し戻されている。いづれも、スロットルペダルを急に踏み込んでいる時だ。
省燃費のためのインジケーターは他のクルマも採用しているが、運転中に意識してチラチラ見ないと効力を発揮しない。でも、このECOスロットルならば、必ずスロットルペダルに反力を返してくるから、見落としがない。ドライバーもそれで学習するから、踏み込みすぎないスロットルワークを自然と身に付けることができるだろう。
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モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』（１～４）、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る
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