噂のマツダ 4WD「i-ACTIV AWD」を北海道の雪上で試す!(1/2)

噂のマツダ 4WD「i-ACTIV AWD」を北海道の雪上で試す!
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マツダの4WDにおける最大の特長「予兆制御」とは

マツダ CX-3 XD Touring Lpkg 4WDと日下部保雄氏i-ACTIV AWDのパワートレインレイアウトを前に、日下部氏

マツダのAWDが意外と「凄い」とかねてから聞いていたのだが、ようやくそれをトライするチャンスがやってきた。

北海道の北西部に位置するマツダの冬季テストコース、剣淵試験場でマツダの4WD「i-ACTIV AWD」を様々な角度から試乗することができたのだ。

i-ACTIV AWDのハード面の構成は、通常のスタンバイAWDの基本に則ってプロペラシャフトと多板クラッチの電子制御カップリング、リアデフを持つ一般的なもので、このハード面の構成については特に特徴的なところはない。

i-ACTIV AWDの最大の特徴は、多くのセンサーから情報を取り込んで前後の駆動力配分を“早めに”行うことにある。しかもマツダらしいのは、i-ACTIV AWDの為に新たに追加したセンサーはなく、コストを抑えつつ効果的なシステムを作り上げたことだ。

これらのセンサーは走行状態の判断としてアクセルペダル位置、ステアリング舵角、ブレーキ油圧。路面状況を知る手掛かりとしてワイパー、外気温、前後加速度、エンジン空気量/回転、ステアリングコラムトルク、パワーステアリング。そしてスリップを予測するセンサーとしては前後輪のスリップ比を検知している。

これを組み合わせることで27のセンサーからi-ACTIV AWDを構成する。いわゆる「予兆制御」を行うことがポイントだ。

ビギナードライバーには強い味方となるi-ACTIV AWD

マツダ CX-5 XD L-pkg 6AT 4WD [19インチ ブリザックスタッドレスタイヤ]
マツダ CX-5 XD L-pkg 6AT 4WD [19インチ ブリザックスタッドレスタイヤ]マツダ CX-5 XD L-pkg 6AT 4WD [19インチ ブリザックスタッドレスタイヤ]

では、その実力を早速試してみよう。

登坂路での発進では、後輪にあらかじめ駆動力を分配することでスリップなくスタートできる。

最新のオンデマンドAWDは完成度が高く、このような場面でも前輪のスリップ直後に後輪に駆動力が配分され、スムースに発進でき、降雪地帯のドライバーには力強い味方だが、i-ACTIV AWDはほぼ前後輪で同時に駆動するので、スタート時の横ブレがほぼなく、まったく何事もなかったように発進できる。

さらに顕著にわかるのは、テストコースに設定されていた登坂発進のUターン路。

マツダ CX-5 XD L-pkg 6AT 2WD [19インチ ブリザックスタッドレスタイヤ]

このような場面ではフロントのハンドル取られがあってから後輪で押す格好になるので、狙いどおりに曲がれないケースもあったが、i-ACTIV AWDでは乾燥路のようにスムースに発進しハンドルどおりに曲がれるという強みを発揮した。

もちろんタイヤ性能以上の事は出来ないが、雪道を意識しないで走り出せるのはビギナードライバーにも安心感が高い。

また積雪とアイスバーンが混じる狭い道を走るときの安定性にも違いがある。

センサーから集まった情報から路面状況を判断して後輪に駆動力を最適配分しているので、前輪から発生する横ブレが少なく、路面μが異なるパッチ路など路面のグリップ力変化の大きい場面、あるいは凹凸による安定性が乱される場面などでは直進安定性は高い。

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日下部 保雄
筆者日下部 保雄

大学卒業後、モータージャーナリズムの世界へ入り、自動車専門誌をはじめ各媒体に新車の試乗レポートやコラムを寄稿。最近では、雑誌媒体のほかにFMラジオやインターネット自動車情報サイトでも活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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