MINIのトップグレード「ジョン・クーパー・ワークス」のライバル5車種は? ライバルと比べながらJCW独自のドライブフィールの魅力に迫る

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押しも押されぬ人気を誇るMINI(ミニ)の上位モデル「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」。このオンリーワンの存在に匹敵するライバルをあえて5車種挙げるなら、どのモデルなのでしょうか。そしてJCW独自のドライブフィールの魅力とは? 数々の輸入車のハンドルを握り、走りへの思い入れが強いモータージャーナリストの山田 弘樹さんにそれぞれ伺いました。
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  1. オンリーワンの存在として君臨するMINI JCW
  2. あえて挙げるならこの5モデル! MINI JCWの「国内外のライバル候補」とは?
  3. 唯一無二の乗り味の秘密は、剛性感とシャシー性能にあり
  4. MINIが電動化される前に、ガソリンモデルを味わおう!

オンリーワンの存在として君臨するMINI JCW

「ポップでお洒落で走りが楽しい」。いまやコンパクトカーセグメントのスター選手であるMINI。“JOHN COOPER WORKS(ジョン・クーパー・ワークス 以下JCW)”はそのMINI一族の中にあって、もっともエモーショナルなトップグレードです。

「そのライバルはどんなクルマか?」 と問われると、これはとても難しい。なぜならMINIは、他と比べる必要のない、オンリーワンな存在だからです。

これを決定づけているのは、実用性を度外視したショートオーバーハングなスタイリング。

トランク容量を確保するために、多くのメーカーでは許される限りリアのオーバーハング(後輪の車軸から後ろ)を延ばします。そしてこのバランスに合わせてフロントオーバーハング(前輪の車軸から前)を増やすので、車体はどんどん大きくなります。しかしMINIはMINIであるためにそのスタイリングを優先。

さらに、3ドアボディではそのルーフ高を下げる「チョップ(水平方向に切断)」がされるなど、広い居住空間を求める時代の流れに逆らったスタイルです。

ウルトラミニマルを求め1959年に生み出されたクラシックMINIから考えれば確かに大きくなったとは言えます。ですが、現代においてMINIは未だに“ミニ”であり、そんなボディに2リッター直列4気筒ターボをブチこんで、弾丸のごとく駆け抜けるMINI JCWは、オンリーワンのコンパクトハッチバックでしょう。

あえて挙げるならこの5モデル! MINI JCWの「国内外のライバル候補」とは?

そんなMINI JCWのライバルを、Bセグメントカー(全長が3750mmから4200mm程度のコンパクトな車種)のハッチバックからあえて選んでみるとすれば、真っ先に思いつくのは「トヨタ GRヤリス」でしょうか。そうなると「スズキ スイフト スポーツ」も挙げておきたいところ。

輸入車勢で考えると、「フォルクスワーゲン ポロGTI」が思いつきます。渋いところでは「ルノー ルーテシアR.S.(ルノー・スポール)」、カタログからは外れてしまったが「アルファロメオ ミト クワドリフォリオ ヴェルデ」も未だにマニアが愛し続けているクルマです。

こうしたモデルたちと比べてMINI JCWの魅力となるのは、クラスを超えた乗り味でしょう。

運動性能だけで言えば「公道を走るWRカー(ワールドラリーカー)」であるGRヤリスに軍配が上がり、俊敏性を謳うなら1トンを切る軽さが武器のスイフトスポーツには敵いません。

しかしホットにアクセルを踏んで、ワクワクしながらコーナーを迎えられるのは、断然MINI JCWです。

唯一無二の乗り味の秘密は、剛性感とシャシー性能にあり

MINI JCWを誰もが直感的に楽しめる理由、それはそのエモーショナルな走りが高い安全性で裏打ちされているからです。

それはボディだけでなく、シートの作りやステアリングの取り付けを含め、すべての操作系にわたる剛性感の高さによって得られています。

弾けるレスポンスと231PS/320N・mの高出力を発揮する、2リッター直列4気筒直噴ターボ。アクセルをべたっと踏み込んだままステアリングのシフトパドルをクリックすれば、一瞬の点火カットと共にATの伝達効率を高めるロックアップ機構の効いた8速ATが次のギアへとシフトして、素早く加速をつむいでゆきます。

コンパクトなBセグメントカーにして、2リッター直列4気筒エンジンを搭載する余裕。そのパンチが効いた、シルキーな吹け上がりは、同じく2リッター直列4気筒ターボを搭載するポロGTIやルーテシアR.S.たちと比べてもスポーティです。

しかし何よりMINI JCWが素晴らしいのは、シャシー性能がパワー&トルクを完全に引き出していることです。

その上で最新モデルは可変ダンパーによってフロントサスのロールをしなやかにコントロールし、路面からの入力をダンピング(ロールを抑えること)しながら、カーブでフロントノーズをインに切れ込ませていく。なおかつリアの浮き上がりを巧みに抑えて、安定したフォームで曲がっていきます。

これまでのMINI JCWはサスペンションをガッシリと固めることで俊敏なハンドリングレスポンスを表現していましたが、最新モデルではそこに質感が加わりました。

クイックかつ滑らかに、安定してコーナーを駆け抜けるその走りは、最新のゴーカートフィールだと言えるでしょう。

MINIが電動化される前に、ガソリンモデルを味わおう!

MINI JCWには、サーキットのラップタイムを追いかけるだけでは表せない走りの魅力があります。

MINIは2025年以降のラインナップをフル電動化するとアナウンスしていますが、モーター駆動となるMINIも絶対にMINIであり続けるでしょう。

しかし逆を言えば、ガソリン時代のキング・オブ・MINIを味わうならば、今はベストなタイミングなのです。

[執筆:山田 弘樹]

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新車価格:
298万円490万円
中古価格:
23.9万円678.5万円

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山田 弘樹
筆者山田 弘樹

自動車雑誌編集者としてキャリアをスタート。輸入車雑誌 副編集長、アルファ・ロメオ専門誌編集長等を経て、フリーランスのモータージャーナリストに。レース参戦なども積極的に行い、走りに対する評価に定評がある。AJAJ会員。カーオブザイヤー選考委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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