ミニのスポーツモデル「クーパーS」と「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」の違いとは? 贅沢モデルJCWの魅力に迫る

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もはや押しも押されぬ人気を誇るMINI(ミニ)。そのグレードラインナップは多く、自分に合うミニ探しで迷う人も多いはず。そこで今回は、ミニの中でもスポーティなグレードを検討する方に向け、「クーパーS」と「ジョン・クーパー・ワークス(以下JCW)」の2グレードに焦点を絞りつつ、2グレードの違いをご紹介しながら、JCWの魅力に迫っていきましょう。

目次[開く][閉じる]
  1. 人気の衰えないミニの中でも、特にスポーティな2グレードとは
  2. 「クーパーS」と「JCW」のラインナップの違い
  3. 8速ATで多段化されたミッションを持つ「JCW」
  4. 大型のエアインテークが備わる「JCW」専用のフロントスポイラー
  5. 高出力にあわせた「JCW」専用設計品の足回りパーツ
  6. 走りだけでなく快適装備も両立、自分らしい贅沢な1台に

人気の衰えないミニの中でも、特にスポーティな2グレードとは

1959年に登場したオリジナルモデルのキャラクターを受け継ぎ、親しみやすいルックスと“ゴーカートフィーリング”と評されるハンドリングで高い人気を誇っているミニシリーズ。現在販売中のモデルたちも、この特徴を受け継ぎながら時代に合わせた進化を続けています。

そんな現行ミニシリーズの中でも、特にスポーツ度が高いのが「クーパーS」系と「JCW」の2グレードです。その違いをラインナップ、デザイン、パワートレイン、足回りなどのパートに分けてご紹介しながら、「JCW」の魅力をお伝えしていきましょう。

「クーパーS」と「JCW」のラインナップの違い

ミニは複数のボディタイプを持ちます。スタンダードなハッチバックの「ミニ」、オープンカーとしても楽しめる「ミニコンバーチブル」、サイズが大きく居住性の高いワゴンタイプの「ミニクラブマン」、SUVバージョンの「ミニクロスオーバー」の4タイプです。そして「クーパーS」と「JCW」は、2グレードともすべてのボディタイプにラインナップされています。

「クーパーS」系はボディタイプによって仕様が異なります。基本的にはガソリンモデルですが、クロスオーバーにはガソリンモデルが存在せず、代わりにディーゼルエンジンの「クーパーSD」とプラグインハイブリッドの「クーパーSE」が用意されています。さらに、ミニの5ドアには「クーパーS」のほか「クーパーSD」も用意されています。

一方「JCW」はミニ5ドアをのぞく全ボディタイプに設定されており、搭載エンジンは1998ccのガソリンエンジンのみ。

排気量こそ「クーパーS」と同一ですが、最高出力と最大トルクは「クーパーS」が141kW/280N・mに対して、前輪駆動となるミニとコンバーチブルの「JCW」が170kW/320N・m、四輪駆動となるクラブマンとクロスオーバーの「JCW」が225kW/450N・m。「クーパーS」と比べて、「JCW」には大幅なパワーアップがなされている点が最大の特徴でしょう。

8速ATで多段化されたミッションを持つ「JCW」

組み合わされるトランスミッションにも違いがあります。「クーパーS(ガソリンモデル)」が7速DCTとなるのに対し、「JCW」はより多段化された8速ATを搭載。「JCW」では、出力が向上されたエンジンと相まって、途切れることのない加速感を味わうことができます。

大型のエアインテークが備わる「JCW」専用のフロントスポイラー

JCWには、ハイパフォーマンス化がなされたパワートレインに合わせ、エクステリアにも専用の意匠が施されています。特にフロントフェイスには専用のフロントスポイラーに加え、走行風を取り込む大型のエアインテークを装備。このエアインテークからは、エンジンへはもちろんのことブレーキへもフレッシュエアを導いており、安定した出力とストッピングパワーを両立しています。

高出力にあわせた「JCW」専用設計品の足回りパーツ

「JCW」のブレーキにも、出力が向上したパワートレインに合わせて専用の4ピストンブレーキキャリパーを装着。ホイールの間からチラリと見えるキャリパーには、アグレッシブなチリレッドの塗装と「JOHN COOPER WORKS」のエンブレムが描かれており、足元からも違いを演出しています。

また、走りの根本を支えるサスペンションにも、「JCW」には専用設計品を装備。ニュルブルクリンクのレーストラックで鍛えられたサスペンションは、ダイナミックな感覚と優れた操縦安定性をもたらし、「JCW」が最もアツいモデルであることを静かに主張してくれます。

走りだけでなく快適装備も両立、自分らしい贅沢な1台に

このように走りの面では「クーパーS」を大きく上回るポテンシャルを持ち合わせている「JCW」ですが、快適装備にも充実。「クーパーS」と同じく8.8インチのワイドディスプレイやナビゲーションシステム、スマートフォンのBluetooth接続機能なども標準装備。走りを優先して快適装備を排除したコンペティションモデルとは一線を画しており、走りと快適性を両立させているのも「JCW」の魅力でしょう。

「JCW」では、通常のミニシリーズでも好評なオプションパッケージも多数に用意。「MINI Yours Style」が選択可能な点も特筆すべきポイント。「MINI Yours Style」にてバリエーション豊かなボディカラーはもちろん、レザーシートパッケージなどを組み合わせることで、自分好みの1台を作り上げることができるでしょう。

つまり「JCW」は、ミニらしく自分らしさ溢れる1台を作り上げることができるうえに、圧倒的な動力性能も手にすることができるという、なんとも贅沢なモデルなのです。

[筆者:小鮒 康一/撮影:MINI Japan]

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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