プレミアムセダン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:原田淳
フラッグシップ不在のまま1年が経過したレクサス。そこにようやく待望のLSがラインアップされた。登場前からこれほど長きにわたって話題となった国産車もモデルもないであろう。そして、2006-2007日本カーオブザイヤーの大賞を受賞した。
セルシオのデビューから17年、大きな節目を迎えたところで、LSがこれまで以上にライバルと想定しているのは世界の強豪である。
メルセデスSクラスは、2005年9月のフランクフルトショーで発表された。そう遠くない将来に日本にも導入されるのは確実と思われたところ、なんと約1ヵ月後の10月に登場した。レクサスのスタートの約1ヵ月後である。それだけレクサスを驚異に思ったのであろうか。しかしメルセデスもやはりしたたか。Sクラスは登場以来、好調なセールスを挙げている。
BMW7シリーズは、2001年秋に登場。奇抜なエクステリアと斬新なメカニズムをフルに身につけ、高級車のあり方を根底から変える可能性をうかがわせた。すでに一度ビッグマイナーチェンジを経ており、さらに洗練度を深めている。
3ブランドの頂点に位置するモデルをじっくり比較していく。
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